少々古い記事だが、今日の米国内進歩派の思想的混乱を探るレポートを見つけた。視力低下のため、まあ途中までしか読めていないが、示唆に富む論究である。
渡辺将人(慶應義塾大学准教授)
「民主党内左派の分断と糾合--イスラエル情勢の影響から」
というレポートで、発表は2023.11.17と記されている。
1️⃣ いつ書かれたのか
ガザの反人道的攻撃に対して米国内外で抗議の声が高まった頃だ。
「2023.11.17 米国 ガザ」でAI検索すると、2つの出来事が記載されている。
*即時停戦を求める抗議活動 サンフランシスコのベイブリッジがデモ隊によって一時封鎖される
*バイデン政権(当時)はイスラエルの自衛権を支持しつつも、人道的観点から戦闘の一時停止を働きかけた
米国(とくに民主党主流派)が強く訴え、米国公認の姿勢となっていた親イスラエル姿勢に深刻な疑問が投げつけられた時期と一致する。
これを機にまず親イスラエル・親ユダヤ・反セミティズムの三位一体論にヒビが入り、それはイスラエルのジェノサイド路線糾弾へと進みます。
これに対し旧来の民主党主流派は真っ向から対決し、力で押し込もうとします。
2️⃣ ウクライナ「非戦」派が論戦に加わった
ウクライナ「非戦」派は、ガザのジェノサイドを糾弾し、背景にシオニスト勢力の議会支配があることを指摘した。
さらに議論を進め、それがウクライナ戦争と同様に、米国帝国主義の代理戦争であることをあぶり出した。
彼らの努力により、ウクライナとガザを貫く民衆抵抗の鎖が形成され、そのキーワードが析出された。
“米国中心の軍事同盟と対決する、国内外の被抑圧者の戦いと連帯” がそれである。この鎖は米国内の軍事支配を目論むICEとの戦いに発展し、ミネソタの戦いで劇的勝利を収めた。
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