最近はグーグルAI の世話になることが多くて、Wikiの方はとんとご無沙汰だ。たまに開くと、社主が目の色変えて、「存立の危機」だと訴えている。
たしかにそうだろうが、人は便利に流れる。wikiは文化で、AIはアイテムだ。仕方ない。Wikiは分をわきまえて生き残りを図るほかない。そもそもWikiが威張っているのも20年ほど前からで、その前は産経新聞の受け売りが幅を利かす、掲示板荒らしの駄文集だった。その後、多分英語版からの翻訳に切り替えていったのであろう。その頃ブリタニカが一時、閲覧不能となってwikiを利用せざるを得なくなったのだが、怪しげな項目は相当遅くまで残った。そのたびに英語版を参照したものである。
私のベトナムの「ユエの虐殺」についての反論はその頃のものである。

ここから本題

 いつものごとくとりとめない話になったが、表題「船に大小あり、月頭三途の浜」は、そのグーグルAI にも瑕瑾はあるということを主張したいがための、やや奇矯なネーミングである。

この一連をGoogle検索にかけてAI 検索した。以下がその回答。

「船に大小あり、月頭三豆の浜」は、人の死後に訪れる三途の川の渡し船の様子を描いた伝統的な あの世の風景(冥界の言い伝え) です。

あの世へ渡るための船(渡し船)には、乗る人の生前の行いによって大きさや乗り心地に違いが出るとされています。 [1]
  • 船に大小あり:生前に良いことをした人は立派で快適な船に乗り、悪いことをした人は小さく不安定な船に乗せられます。
  • 月頭:月の始まりや、最初という意味です。
  • 三途の浜:三途の川のほとりのことで、ここで亡くなった人が船を待ちます。 [1]

ということで、参照文献までつけられた立派な文章だが、実はこれはまったくの嘘っぱちだ。

これは医学部で最初に習う解剖学の講義で覚え込まされるおまじないだ。手首にある骨の名前を覚えるための語呂合わせだ。
shukonkotu

手根骨の覚え方・語呂合わせ! より

三途の川のほとりで亡くなった人が船を待つというのは実際にある言い伝えのようだ。最後の「浜」はやや苦しいが、これは有鉤骨をラテン語でhamatum ということから持って来たゴロだ。
このように虚と実が出入りする情景は、語呂合わせとしては最高だと思う。

この牽強付会の元となったのは、「国際日本文化研究センター」という如何にもの名前のサイト。このサイトの怪異・妖怪伝承ーーデータベース検索ページだ。これがとぼけていてなんとも面白い。一読をお勧めします。


足根骨の場合

これが手根骨の語呂合わせだが、足根骨には別の語呂合わせがある。

足るやかるかね、靡くやくねい、くねい二人は窪のうち

と何やら分からぬが、いかにも怪しげな風情を漂わせる。実はこれラテン語の名称をつなげたものである。ラメちゃんたらギッチョンチョンで、パイのパイのパイ ののりだ。

足根骨 ラテン語と入れるともちろんちゃんとした答えが出てくる

足根骨(そっこんこつ)は、足首からかかとにかけての部分を作る7つの骨の集まりです。ラテン語では「Ossa tarsi」(単数形は「Os tarsale」)と言います。 [1, 2, 3]
足根骨は全部で7つあり、それぞれのラテン語名は以下のようになります: [1]
  • 踵骨(しょうこつ:かかとの骨):Calcaneus(カルカネウス) [1]
  • 距骨(きょこつ:すねの骨とつながる骨):Talus(タルス) [1]
  • 舟状骨(しゅうじょうこつ):Os naviculare(オス ナヴィクラレ) [1]
  • 立方骨(りっぽうこつ):Os cuboideum(オス クボイデウム)
  • 楔状骨(けつじょうこつ:3つあります)
    • 内側楔状骨:Os cuneiforme mediale(オス クネイフォルメ メディアレ)
    • 中間楔状骨:Os cuneiforme intermedium(オス クネイフォルメ インテルメディウム)
    • 外側楔状骨:Os cuneiforme laterale(オス クネイフォルメ ラテラーレ) [1, 2, 3, 4]

次に語呂合わせをそのままAIにかけると、なんと答えが出てくるというから、すごい。それも尋常でない大量情報ががとめどなくあふれだすトランプ大統領並みの口から出任せだ。

「足るやかるかね、靡くやくねい、くねい二人は窪のうち」は、日本各地で親しまれているわらべうたの一つです 日本を伝える~わらべうた ベスト キング・ベスト・セレクト・ライブラリー2025。特定の意味を持たない「ことばあそび」の要素が強く、子どもたちが手遊びやまりつきのテンポに合わせて楽しく歌い継いできました 子どもたちの多面的な能力を育てる!? 時代を超えて愛され、現代教育で ...
このフレーズは、主に次のような特徴やバリエーションを持っています。
歌詞の意味とリズム
このうたは意味を深く考えるよりも、心地よいリズムや韻を踏む楽しさを味わうためのものです。似たような言葉をリズミカルに繰り返すことで、子どもたちの言葉の発達や記憶を促す役割があります わらべうたとは何ですか?
地域によるちがい
わらべうたは口伝えで広まったため、全国各地で少しずつ歌詞やあそび方が変化しています。 [1, 2, 3]
  • 足るやかるかね
  • 靡くやくねい
  • くねい二人は窪のうち
このように似た音の響きを楽しみつつ、北海道から沖縄まで日本のさまざまな地域でそれぞれの土地ならではの歌詞にアレンジされてきました。
わらべうたの基本的なリズムや子どもとの触れ合い方を知るための参考動画です:

ここまで来ると、その悪ノリぶりは少々不気味ささえ漂わせてくる。