The Intercept
2026年6月2日

ガザのボランティア医師アダム・ハマウィ、下院予備選に勝利
近日、ニュージャージー州から議員に就任する見込み

by Matt Sledge

Dr. Adam Hamawy
  Dr. Adam Hamawy before a meeting at the White House in Washington


元米陸軍戦場外科医が、ニュージャージー州の民主党予備選挙で勝利した。彼はアレクサンドリア・オカシオ=コルテス下院議員、ストリーマーのハサン・パイカー、そして反AIPACのスーパーPACの支援を受け立候補した。土壇場でのネガティブキャンペーンにもかかわらず、アダム・ハマウィ氏は、同州第12選挙区の激戦を制した。
予備選の勝者は、11月の本選挙で共和党を相手に戦うが、ほぼ勝利は確実である。

ネガティブキャンペーンには、1995年にテロ攻撃の計画で有罪判決を受けた宗教指導者の裁判で、彼が被告側証人となったことが口実とされた。


ハマウィ氏はいかに勝利したか

ハマウィ氏は、自身が時代遅れの反共攻撃を受けていると述べた。彼の選挙運動は、独立系スーパーPACによる広告キャンペーンによって勢いづいた。そして民主党予備選における親パレスチナ派献金者の影響力を跳ね飛ばした。


ハマウィ氏の戦場外科医としての経歴

2004年、ハマウィ氏はイラクで戦闘外科医として勤務した。手榴弾の攻撃を受け、両足を失ったタミー・ダックワース上院議員の命を救った。
2024年には、イスラエル軍によって負傷したパレスチナ人に医療援助を提供するためガザ地区へ赴いた。検問所が閉鎖したため同地に足止めされ、検問所が再開されたあとも退去を拒否した。


帰国後の活動

ハマウィ氏は医師としての経験を強調し、国民皆保険制度の支持、移民税関執行局(ICE)の廃止、イスラエルへの軍事援助反対といった政策を掲げた。オカシオ=コルテス議員に加え、バーニー・サンダース上院議員、議会進歩派議員連盟PAC、サンライズ・ムーブメントからも支持を得た。


立候補から当選に至るまで

ハマウィ氏は、3月30日から4月1日にかけて自身の陣営が実施した世論調査では、有権者のわずか5%の支持しか得られていなかった。しかし、5月第1週には、外部からの支援が功を奏し、ハマウィ氏は支持率19%で首位に躍り出た。

事態を複雑にしたのは、テロ攻撃を計画した罪で有罪判決を受けたオマル・アブデル・ラフマン(「盲目のシェイク」として知られる)の1995年の裁判で行った短い証言だった。シオニストらはこれに焦点を当て、否定的な報道を展開した。

当時26歳だったハマウィ氏は、これらのネガティブ・キャンペーンに、簡潔だが鋭い反論で答えた。
「イスラム教徒は誰でもいつかテロリストと呼ばれることになるだろうが、こうした言い回しは時代遅れで使い古されている。残念ながら、今でも使われ続けている」とハマウィ氏はニュージャージー・モニター紙に語った。

「これらは真剣な議論ではなく、もう時代遅れだ」

以上