ホワイトハウスに張りめぐらされたイスラエル諜報網
Inside the Israeli network in the White House
CGTN America
2026/04/08
intro
調査報道ジャーナリストのマックス・ブルーメンタール氏は、トランプ政権がイラン情勢を切り開く能力をすでに失ったと指摘しています。その根拠として同氏は、政権内部の混乱と高まる政治的圧力などを挙げています。
以下本文
司会者のあいさつと質問
マックス・ブルーメンタール氏は『ザ・グレイ・ゾーン』の編集長です。マックス、ご出演ありがとうございます。お会いできて嬉しいです。
マックス・ブルーメンタール氏は『ザ・グレイ・ゾーン』の編集長です。マックス、ご出演ありがとうございます。お会いできて嬉しいです。
民間インフラへの攻撃についてお聞きします。その前に、トランプ大統領のソーシャルメディアへの投稿をいくつか見てみると、イランに対するこれでもかという罵倒、罵倒の連続ですね。ますます攻撃的になってきています。なかには、卑猥な言葉も散りばめられています。
ホワイトハウスの雰囲気や、トランプが紛争の主導権を握ろうとする発言について、どうお考えですか?
ブルーメンタール
トランプはすでに戦争の主導権を失っています。トランプは、政権全体とともに、事実上イランの捕虜となっているのです。
トランプはすでに戦争の主導権を失っています。トランプは、政権全体とともに、事実上イランの捕虜となっているのです。
彼はイエスマンたちに囲まれています。その結果、トランプはネタニヤフに裏切られ、その政権は空前のパニックに陥っています。
ネタニヤフが何度もワシントンDCを訪れ、高速道路を全面封鎖していた頃を覚えていますか?
あの頃リンジー・グラハムは、トランプにどうアプローチすべきかについて指示を与えていました。彼は実質的にネタニヤフのアドバイザーのような役割を果たしていましたよね?
あの頃リンジー・グラハムは、トランプにどうアプローチすべきかについて指示を与えていました。彼は実質的にネタニヤフのアドバイザーのような役割を果たしていましたよね?
トランプは、一連の首脳暗殺攻撃の後、「イランとの戦争は極めて容易であり、迅速な勝利を約束されている」と説得され、すっかり乗り気になっていました。そして、ベネズエラ問題の直後で、トランプはまだその高揚感に浸っていたのです。
リンジー・グラハムとローラ・ルーマーについて
リンジー・グラハムとローラ・ルーマーについて
その一方で、彼はローラ・ルーマーのような人物を味方につけていた。彼女はドナルド・トランプと親密な関係にあり、トランプ自身の妻メラニアよりも多くの時間を共に過ごしている極右のインフルエンサーだ。
彼女はトランプを説得し、国家安全保障会議(NSC)のイラン担当トップ専門家、ネイト・スワンソンを解任させた。ネイトは「ホルムズ海峡が即座に封鎖される」と警告していたからです。そして、「もしイランが攻撃され、こうした首脳部を狙った攻撃が実行されれば、世界経済は急激に悪化し、イランは地域戦争という形で報復するだろう」と諌めたからです。
彼女はトランプを説得し、国家安全保障会議(NSC)のイラン担当トップ専門家、ネイト・スワンソンを解任させた。ネイトは「ホルムズ海峡が即座に封鎖される」と警告していたからです。そして、「もしイランが攻撃され、こうした首脳部を狙った攻撃が実行されれば、世界経済は急激に悪化し、イランは地域戦争という形で報復するだろう」と諌めたからです。
イラン戦争が初動で失敗すると、トランプはどうすべきか見当もつかず、テロの脅威や爆破テロに訴えるに至りました。イスラエルの関与に関しても、強力な支持があるとと信じていたのに、逆に反イスラエルの国際感情が高まりました。トランプは、旧王政派勢力などイラン系ディアスポラの間でも信用を失ってしまった。
司会者:だましたイスラエルとだまされたトランプ、どちらが悪いのか
司会者:だましたイスラエルとだまされたトランプ、どちらが悪いのか
いま、ここ米国では、ネタニヤフが、トランプ大統領にイランとの戦争を開始するよう強力に説得したことが明らかになっています。そこでイスラエルの関与について、かなり深刻な議論が巻き起こっている。例えば、トランプ政権で対テロ担当責任者だったジョー・ケント氏が辞任しましたが、彼は「実は、大統領にこの戦争を開始するよう説得したのはイスラエルだった」と公言しました。
イスラエルが果たした役割と、大統領の行動との間には、アメリカ国民の間で十分な関連性が認識されていると思いますか?
ブルーメンタール:イスラエル・ロビーの威力
いまのところ、十分な関連性が認識されているとは言えません。その責任はアメリカのメディアの方なのです。主要メディアは、「これが完全にイスラエルによる戦争であり、米軍が実質的にイスラエルの利益のための代理として機能しているにすぎない」という実情を、アメリカ国民に伝えようとしません。
この問題は、マルコ・ルビオ国務長官が上院でのブリーフィング後に「ギャング・オブ・エイト」に対し、語ったことで明らかになりました。ルビオは、「イスラエルがイランを攻撃するのであり、米国はそれを阻止したり抑制したりする立場にはならない。たんにそれに従うしかない」と語ったのです。
前任の国務長官トニー・ブリンケンは、「オバマ時代、イスラエルは『我々は攻撃する』と伝えてきました。しかし、オバマは実際にはイスラエルを抑制したのです」と語りました。
イスラアエルの対イラン政策は、長期的な青写真に沿ったものです。それはベンヤミン・ネタニヤフの首相としてのキャリアの始まりに遡ります。イスラエルには『クリーン・ブレイク』という文書が存在します。そこには、「イスラエルにはイランを攻撃する軍事能力がないため、米国がそれに代わって攻撃を行うよう仕向ける」という願望が表明されています。
トランプの主要な献金者は、事実上イスラエルの代理人である
ドナルド・トランプの主要な献金者は、事実上イスラエルの代理人である。これは、ミリアム・アディソンのような主要な献金者を通じてイスラエルがトランプ政権を掌握したためです。アディソンは、もう一人の主要なイスラエル系献金者ポール・シンガーと共に、マルコ・ルビオの政治活動を資金面で支えてきました。
ええと、ドナルド・トランプを取り巻くほぼ全員がイスラエルから支援を受けています。スージー・ワイルズが、トランプへのアクセスを管理する首席補佐官を務めていますが、彼女は2020年のベンヤミン・ネタニヤフ再選キャンペーンの元顧問です。首席交渉官のスティーブ・ウィトフとジャレッド・クシュナーは、ふたりとも筋金入りのシオニストのイデオロギー信奉者だ。
トランプにとっての『痛みの閾値』
爆撃が続く中、トランプ大統領は証券市場の動きを毎日非常に注意深く見守っている。証券市場がひどく下落すると、彼は作戦中止を余儀なくされるかも知れない。そのような『痛みの閾値』のような経済要因はどこにあるのだろうか?
今のところ米国では、まだその影響が実感されていない。なぜなら、米国には石油とLGのエネルギーが自給されているからだ。現在は対照的に、アジアが経済的打撃を受けている。アフリカも打撃を受けている。しかしこれらの地域が打撃を受けてもトランプは必ずしも気にかけていない。
当面トランプにとっての「痛みの閾値」は政治的な世界からやってくるだろう。それは、彼が中間選挙の世論調査の数字を読み始め、自身の支持率が低迷し始めた時だ。
司会者:トランプの抱く政治的懸念
現職大統領として、現段階での彼の支持率は歴史的な低水準にある。彼が気にかけているのは、自身の野心と、取り巻きや家族のために国庫を略奪する政治的能力だけだ。だから、そのような政治的能力が脅かされていると彼が気づいた時、ようやく、彼は手を引くようになるだろう。
彼の持つ最大の政治的能力は軍事的能力です。それがいま彼にとっての最大の懸念材料となっている。
それは、イスラエル側と協力しても、イランの弾道ミサイル能力やドローンの生産ペースを維持することができていないという点です。
ブリュメンソール:
イラン軍の仕組みや基本的な事情を理解している私たちにとって、こうした事態が起こることは予想されていたことです。
それは、イスラエル側と協力しても、イランの弾道ミサイル能力やドローンの生産ペースを維持することができていないという点です。
ブリュメンソール:
イラン軍の仕組みや基本的な事情を理解している私たちにとって、こうした事態が起こることは予想されていたことです。
米国がFIFAワールドカップを開催する夏の間も、イランはこの戦争を継続できます。これはトランプにとって、さらなる政治的災難となる可能性がある。
今、トランプは軍事費の大幅な増額を要求しています。来年度、政権は国防総省に1.5兆ドルの予算を求めています。さらに他の政府プログラムの削減を図ろうとしています。そうしながら、軍事費を40%増額しようとしています。もし議会で承認されれば、米国の軍事費は、それに続く2位から11位の10カ国の合計よりも50%多くなります。
ええ。実は、ドナルド・トランプ氏はイースターの演説でそれを発表しましたが、ホワイトハウスはその部分を削除しました。なぜなら、彼はこう言ったからです。「メディケアとメディケイドを削減する必要がある。そんなものは必要ない。あれがあると、100兆1500億ドルを軍事に費やすための妨げになるんだ」
その100兆ドルの金は軍には回っていない。実際に兵士の海外派遣費や退役軍人関連の費用に充てられているのは、わずか5~6%に過ぎない。その金は請負業者、それも実際にドナルド・トランプへの献金に協力した腐敗した請負業者たちの懐に入っていくのだ。
その資金は、ロッキード・マーティンやいわゆる「ビッグ5」の運営費に充てられる。予算の70%は、この国の上流中産階級や上流階級へのリベートに過ぎない。つまり、ケインズ博士に失礼ながら言わせてもらうが、それは一種の「軍事的ケインズ主義」のようなものだ。
トランプにとっての大きな問題は、ピート・ヘグセス国防長官が、明確な目的もないこの狂った戦争の費用を賄うために、2,000億ドルの追加予算案を提出したことだ。アメリカ国民はそれを支持していない。多くの共和党上院議員でさえ、これに反対せざるを得なくなると思う。
ウクライナへのたった400億ドルの支援をめぐる大騒動を思い出してほしい。これはとんでもない話だ。
司会者: 国防総省の幹部の解任について
ピート・ヘグセスの話だが、彼は戦争政策の推進のために国防総省の幹部5名の辞任を迫った。その中には将軍たちも含まれている。最新の例は、陸軍参謀総長のランディ・ジョージ将軍だ。この粛清の背景には何があるのか?
ブリュメンソール:
ウクライナへのたった400億ドルの支援をめぐる大騒動を思い出してほしい。これはとんでもない話だ。
司会者: 国防総省の幹部の解任について
ピート・ヘグセスの話だが、彼は戦争政策の推進のために国防総省の幹部5名の辞任を迫った。その中には将軍たちも含まれている。最新の例は、陸軍参謀総長のランディ・ジョージ将軍だ。この粛清の背景には何があるのか?
ブリュメンソール:
そのうちの1人は、陸軍牧師団のトップである陸軍牧師でした。
私の見解では、良心的兵役拒否者があまりにも多く名乗り出たたために、「これは私のキリスト教の信仰に反する」と主張したのです。そして彼は、彼らの良心的兵役拒否の申請を承認しました。その結果、つまり、あの48時間で失った航空機とほぼ同数の将軍が解任されたのです。
つまり、これは広報上の大惨事だ。ヘグセスはこれを予期していなかったと思う。彼は仲介役たる陸軍長官ダン・ドリスコルの生活を地獄のようにしている。そして、ドリスコルの盟友ランディ・ジョージは、部下へのメールの中で、ヘグセスが不名誉な戦争を繰り広げていると示唆した。非公開の場で強い反対意見が出されている可能性はある。
イランのウランを奪取しようとするような大胆かつ狂気じみた作戦かも知れない。まさに今、目撃したばかりのような類の作戦だ。イスファハンのすぐ南で、米軍はC-130輸送機を5機か6機失った。
さて、マックス、ここで一旦終わらせましょう。ご出演、本当にありがとうございました。
お招きいただき、ありがとうございました。
以上
(ブリュメンソールの翻訳はトラウマになりそうです)
以上
(ブリュメンソールの翻訳はトラウマになりそうです)
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