表題の記事からの抜粋です。
今度の欧州左翼党の大会で決まったことは?
平和闘争が最優先
バイアー議長は欧州左翼党の優先事項は「平和を実現する闘いだ」と強調しました。大会テーマも「未来を勝ち取ろう。緊縮と闘い、軍事化を止める」です。
… 討論を経て今後三年間の共通政策・活動方針を示す政治文書を採択しました。
4つの呼びかけ
1️⃣ 軍縮課題(平和と軍縮の推進): EUの提案した再軍備計画(総額150兆円)に反対する。
2️⃣ 非核地帯構想(核基地撤去): 欧州各地のNATO基地に置かれた米軍の核兵器を撤去させる。
3️⃣ 非核・非戦の枠組みづくり: 核兵器禁止条約の推進、外交による紛争解決の土台構築、(あらゆる)紛争の即時停戦、交渉による解決をもとめる国際的圧力の強化、そのための国際共同行動。
4️⃣ 非同盟: 軍事ブロック体制を打破し、「軍拡競争に頼らない安全保障と、信頼と協力に基づく平和の構築」を目指す。
(とりあえず4項目にまとめたが、3️⃣についてはさらに整理検討が必要であろう)
なぜ平和問題か? 平和を正面から捉えられなかった欧州左翼の日和見主義
次の段落は、短いが、とても重要な部分なので、そのまま紹介します。
欧州全体は、ウクライナ戦争の影響で「戦争に備える」との風潮があります。左翼勢力は正面から「平和を」と言えず、家賃・物価対策を優先的に打ち出していたと聞きます。極めて率直かつ深刻な、自己批判を込めた、一切の言い訳なしの結論です。こと平和問題では一切の妥協は許されないという、左翼の最後の一線が示されているかのようです。
(しかし今大会では)、世界で侵略戦争が相次ぐ中、平和を大きく打ち出すことにしたというのです。
次の段落ではこうつけ加えられています。
大会討論では、暮らしの問題とつなげて平和問題に取り組もうとの指摘もあり、欧州各党でさまざまな違いはあるが、この点では一致してたたかおうという意気込みを感じました。言葉上は好意的に書かれていますが、前段からの流れで言えば、平和課題への真剣さという点で、「欧州各党で、(依然として)さまざまな違いはある」と読むほかありません。
この段落は、欧州左翼内の傷跡の深さと、「それにもかかわらず平和の課題から逃げない」という決意の表現として読むべきかもしれません。
<中略>
記事の後半では、笠井さんが大会へのあいさつで述べた「世界平和をめぐる三つの課題」について説明されています。この説明は、日本の革新勢力の進むべき道を示唆しています。
わたしたちは、これらの課題に沿って、アジア・アフリカ・ラテンアメリカなどグローバル・サウスの人々と連帯を深め、戦争の危険を招く軍事同盟を廃止する非同盟運動を盛り上げ、ASEANや東アジアの国々(中、韓、台湾、DPRK、ロシア)との民衆レベルのパートナーシップを強めたいと考えます。
そして地球の平和が危機にひんしているいま、世界のあらゆる人々に平和の呼びかけを届けたいと思います。
追加
「4つの呼びかけ」は、理念や運動というよりは政策原理と呼ぶべきものである。
そのうち、記事にもあるように、 3️⃣ 非核・非戦の枠組みづくり:については、
問題意識は共有されているものの、内容に関してはまだ整理されていない。しかし私にはこれらの原理が、欧米や日本をふくめ左翼勢力の共通のものとなりつつあるとの手応えを感じている。
私は非核・非戦・非同盟の国際政治三原則を日本AALAのモットーにすべきかと考えている。
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