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teleSUR English
April 21, 2025

撹乱の芸術:  ノボアはどうやって、あれだけ見事に不正選挙をやってのけたのか

The Art of Distraction: How Noboa Masterfully Maneuvers Amidst Electoral Fraud

Manuel F. Diaz

ノボア、妻_左 ピント副大統領_右
      ノボア、妻(左) ピント副大統領(右)

ここ数週間、エクアドルは選挙不正をめぐる疑惑の渦に巻き込まれている。国際機関やコロンビア、メキシコといった近隣諸国のオブザーバーが声を上げている。
その嵐の中心にいるのは、ダニエル・ノボア大統領とその政権である。彼はこの深刻な抗議から国民の関心をそらすため、物議を醸す戦略をとっている。
政府の宣伝を検証し、不正選挙の意味を分析し、社会政治の力学を洞察することは価値がある。


ショッキングな疑惑: マグニシディオ(暗殺)という謎

いつもどおりの土曜日に、ノボア政権は芝居がかった悪口だらけの声明を発表した。「勝負に敗れた悪漢の復習」と題されたこの声明は、ノボア大統領を狙った 「メキシコの殺し屋」が絡んだ殺人計画があると主張した。

このようなセンセーショナルな主張は、特に不正選挙疑惑の背景と絡むと、眉唾である。情報問題専門家のダックス・トスカーノ・セゴビアは、このシナリオは国家の安全保障に対する有効な懸念というよりも、むしろ目くらましの役割を果たしていると指摘する。

トスカーノはteleSURとのインタビューで、過去の政権も同様に、政治的失敗から焦点をずらすために芝居がかった物語を使ったことがあると指摘した。反対派を組織犯罪とつながりのある悪漢と決めつけることで、ノボア政権は選挙プロセスに関する正当な批判に対抗する一方、自らの主張をまともなものに見せかけようとしている。

このような偏向戦術は新しいものではなく、エクアドルの政治において歴史的に深く根ざしている。


大衆の目をそらす: 劇場型政治の技法

政治における見世物の利用は、エクアドルだけのことではない。世の反動派たちは、緊急の問題から目をそらすために危機や論争を捏造するのだ。

トスカーノ・セゴビアは次のように指摘する。

現政権は、ノボアに対する脅威が迫っているとの疑惑を創作し、それに焦点を当てることで、選挙不正に関する真の懸念を覆い隠している。選挙プロセスの矛盾を指摘する証拠が増える中、このようなシナリオの書き換え操作は、政府と選挙制度そのものの信頼性を揺るがせるものだ。

エクアドルの世論は、長年の政治的不安定と経済的不満によって悪化し、ますます二極化しているように見える。親ノボア支持派と、コレア前大統領を象徴とする野党の二分化は、しばしば本質的な政策議論を覆い隠す敵意を生んでいる。

このような分裂の風潮の中で、ノボア政権の芝居がかった戦術は、批判者を黙らせることに一時的には成功するかもしれないが、真の民主的プロセスを希求する国民層を疎外する危険がある。


歴史的背景 : 汚れた過去の遺産

トスカーノは、現在の状況と、同様の汚名を着せる戦術をとった過去の政権との間に類似点を見出す。

モレノやラッソのような指導者たちは、歴史的に敵対勢力に軽蔑的なレッテルを貼り、“迫害”という共通の物語で支持者を集めてきた。この戦略は、証拠なしに非難が飛び交う不信の雰囲気を助長し、政治状況をさらに複雑にしている。

さらに、ラファエル・コレア前大統領に対して体系化された感情である反コレイスモの物語は、いまや国民的認識を形成しつつある。トスカーノ・セゴビアが指摘するように、この感情は不条理なレベルに達しており、無関係な出来事でさえコレアの遺産のせいにされている。

長年にわたるメディア操作と標的攻撃の影響で、多くのエクアドル国民は反感と苛立ちの中で、政府の行動や失敗を批判的に精査することをしばしば忘れている。


未来へ向けて: 抵抗と変革の展望

ノボア政権が不正選挙疑惑を隠蔽し続ける中、それはエクアドルの政治的未来に与える影響となって広がっている。

 政府は、不人気な政策や経済改革から生まれる民衆の反抗に、暴力的に対抗しようとしている。トスカーノは、異論に対する弾圧が強まる時代が差し迫っていると警告する。

懸念されるのは、政権が正当な不満に対処する代わりに、権威主義的な手段によって支配を維持することに重点を置くようになることだ。しかし、危機的状況はしばしば民衆の立ち上がるきっかけとなる。先住民グループや左翼派を含むさまざまなセクターの不満は、既成の秩序に対する組織的抵抗の機会を生み出している。

これらのグループが、組織の個別の関心ではなく、選挙民のニーズに誠意を持って対応すことで、結束力のあるスローガンのもとに団結できれば、政治を大きく変えられる可能性がある。

結論として

ノボア政権の行動は、エクアドルにおける劇場型政治への回帰を意味し、センセーショナルな物語によって本質的な問題から目をそらそうとしている。
このやり方は、当面の課題から一時的に目をそらすことに成功するかもしれないが、長期的には、国民の懐疑心を強め、さらなる不安に火をつけかねない。

エクアドル国民がこの政治の荒波を乗り切るには、しばらく時が必要だ。説明責任と透明性を求める声は権力の芝居に打ち勝つことができる。しかし必ずその時は来る。

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