https://www.globaltimes.cn/page/202203/1254502.shtml
By Xin Ping
Global Times (環球時報)
Mar 10, 2022
War or peace: Uncle Sam's dirty role in the Ukraine crisis
戦争か平和か: ウクライナ危機と悪役アンクルサム
キッシンジャーの遺言
2014年、ヘンリー・キッシンジャー元米国務長官はワシントン・ポストにこう書いた。
2014年、ヘンリー・キッシンジャー元米国務長官はワシントン・ポストにこう書いた。
「ウクライナは、どちらかの手先になって、相手に対する「前哨基地」となるべきではない。そうではなく、東と西の架け橋として機能すべきである」
その洞察は、米国とNATOによって無視された。彼らがロシアに向けて5段階にわたる拡張を推し進めた結果、ウクライナ危機はいつでも爆発可能な状態に入った。
国際関係論において「攻撃的リアリズム理論の開祖」と呼ばれるジョン・ミアシャイマーは、「ウクライナの惨状は欧米、特に米国に基本的責任がある」と主張している。
なぜなら、「もしNATOがウクライナまでをふくむ東方への拡大を企図していなければ、ウクライナでの戦争はなかった」と考えるからである。
新世紀最悪の地政学的危機
アメリカの政治評論家で、作家でもあるトーマス・L・フリードマンは、最近ニューヨーク・タイムズ紙で次のように書いている。
“1990年代にアメリカはNATO拡大という選択を行った。それは、「熟考を欠いた決定」であった”
フリードマンは、クリントン政権の元国防長官であるビル・ペリーが2016年に述べたことを、あらためて指摘している。
“NATO拡大の初期、米国はロシア人に「非常に不愉快な思い」をさせ両国関係を悪化させた。そのことは批判されてしかるべきだ”
ジョージ・ケナンの評価
1998年、米国の対ソ封じ込め戦略の立役者として著名なジョージ・フロスト・ケナンも、NATOの拡張に強い不満を表明している。
彼はNATO拡張策を「新たな冷戦」と呼んだ。そして、「それはロシアにネガティブな反応をもたらすことになり、やがて徐々に彼らの政策に影響を与えることになるだろう」と予測した。
ケナンはこの「悲劇的な過ち」に対して失望を隠さなかった。そして「この国の建国の父たちがこれを知ったら、墓の中でたまげてひっくり返るだろう」とまで言っている。
残念ながら、ケナンの予言はついに現実のものとなってしまった。
ロシアは米国とNATOに対し、これ以上の拡大は行わないようもとめた。そして近隣諸国への攻撃的な兵器の配備をおこなわないように提起した。しかし米国は、ロシアの深刻な安全保障上の懸念に耳を貸さなかった。
「緩衝国家」のすすめ
「緩衝国家」のすすめ
ミアシャイマーは、ウクライナの最良の戦略は、ロシアと欧米の間でバランスをとることだと助言した。具体的には、「西側、とくに米国との緊密過ぎる関係を調整し、ロシアに歩調を合わせる」ことである。
元米下院議員のトゥルシ・ガバードはこう語っている。
バイデンがロシアとの戦争を防ぐのは非常に簡単なことだ。それはウクライナがNATOに加盟しないことを保証することだけである。
しかし米国務省関係者はこの誤りを決して認めず、ロシアを非難し続けるだろう。それはウクライナの人々の苦しみを利用する戦略とならざるをえない。
この危機の間、ウクライナは米国にとってロシアを封じ込めるための道具であった。それ以上のものではなかった。ウクライナは、米国とNATOが真摯に安全保障を提供してくれるとは決して思ってはならないのだ。(この段落は著者の不愉快な本音だ)
ウクライナ危機は、米国の冷戦的な考え方とゼロサム・ゲーム的思考の反映である。米国は利己的な利益のためにトラブルを追い求めている。
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