このところ人類の祖先をめぐるニュースが相次いでいる。
グルジアのドマニシで発見された原人については以前紹介した。(もう一つの原人の宝庫 グルジア)
その後、フランスでネアンデルタール人の人骨がDNA鑑定されたという報告もあった。スペインではハイデルベルク人のミトコンドリアCNAが解析された。
そしてシベリアでもネアンデルタール系の人骨が発見されたという報道があった。
どうもアダムとイブの神話が崩れる可能性も出てきた。
どこかに専門サイトがないかどうか探してみたいと思う。
2010年にシベリア地方アルタイ山脈の洞窟で、長さ2・6センチの足の指の骨が見つかった。5万年前の骨とされた。
ドイツのマックスプランク進化人類学研究所などのチームがDNAのゲノムを解読。特徴からネアンデルタール人の女性と特定した。当時の別のヒト属であるデニソワ人と関わりがあったことが示された。ネアンデルタール人とデニソワ人、ホモサピエンス(ヒト)のゲノム(全遺伝情報)が比較され、これら3グループ間での関係性が示された。
ネアンデルタール人の骨は約5万~6万年前の地層から、デニソワ人の骨は約4万年前の地層からそれぞれ発見されている。現代人のゲノムの約2%に、ネアンデルタール人の配列が残っていることも判明した。グループ間での関わりから起きた遺伝子流動により、現代のヒトのゲノムのうち約1.5%~2.1%がネアンデルタール人に起因するものであることが分かった。ただこれはアフリカ人には見られないという。
一方、デニソワ人のゲノムでは、約0.5%がネアンデルタール人に起因するものであることが明らかになった。小さな集団で生活をしていたと考えられるネアンデルタール人が、同系交配をしていたこともこの研究では示唆された。(AFP BB News より)
フランス南西部の洞窟で、1908年に発掘されたネアンデルタール人の骨が解析された。
この骨は5万年前のもので、ネアンデルタール人はその後絶滅した。しかしアフリカ人以外の現生人類の遺伝子に、ほんのわずかな痕跡を残している。
また遺跡の再調査で、ネアンデルタール人が埋葬されていたことも確認された。
マックス・プランク進化人類学研究所がミトコンドリアDNAを抽出し、塩基配列の解読に成功。研究結果を「ネイチャー」誌に発表した。永久凍土層以外でこれまでに採取された中で、最も古いDNAだという。
ハイデルベルク人の遺伝的特徴は、ネアンデルタール人よりもシベリアのデニソワ人に近かった。デニソワ人の祖先とは70万年前に枝分かれしたと推定される。ネアンデルタール人とデニソワ人は、それぞれヨーロッパとシベリアに分布していたと考えられてきたが、今後は、両者の拡散ルートの見直しが迫られることになる。
研究員は、「デニソワ人とのつながりは意外だった。これが何を意味するのかは不明だ。細胞核のDNAを抽出できれば、デニソワ人の全ゲノムを解読でき、より詳しい結果が期待できる」と述べている。

下衆の勘ぐりだが、これだけの知見が一挙に現れてきて、しかも発表元が同じというのが、ちょっと気になる。
一昔前に、日本で旧石器時代の化石が次々と見つかった頃と、どうも話が似ているような気がする。
誰かが追試すべきではないだろうか。
コメント