両生類の年表を作成してみた。とりあえずこんなところで。肝心なことは、サカナが陸に上がってどんな感覚・装置を身に着けたか、それが脳の発達とどのように結びついていったかということなので、必要があれば補充するということにしたい。約4億2千万年前 古生代シルル紀後 ...
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2017年09月
「両生類」という革新
嗅覚を勉強していて、結局、魚類から陸上動物への変化にあたって何がもたらされたのかを知らないと全体像は見えてこないということがわかった。 おそらく嗅脳が大脳の発生母地となったことは間違いないが、そこに視覚や聴覚がどうやって乗り込んできたのかの機転は分からない ...
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嗅内皮質と海馬との協調
ともあれ、受賞あいさつ程度では流石にもの足りない。五十嵐啓さんの論文を探したが、日本語の文章はほとんどない。やっと見つけたのが下記の総説ライフサイエンス 新着論文レビューというサイトに掲載されている。連合学習における嗅内皮質と海馬との協調的な神経活動の増強 ...
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嗅覚の本態は「記憶」だ
面白い記事に当たった。きちっとした論文ではないのだが、雰囲気は伝わる。 日本神経科学学会で奨励賞をもらった五十嵐啓さんの受賞挨拶だ。 題名は「嗅覚から記憶へ」というもの。五十嵐さんはノルウェ-科学技術大学でフェローをつとめているらしい。 以下、要旨を紹介して ...
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『母を訪ねて三千里』はロードムービーの元祖
「幸せの黄色いハンカチ」の展示を見ていて、ふと説明文に吸い込まれた。 「この映画は典型的なロード・ムービーである」 「あぁそうか」と一応は納得したが、何か喉に引っかかる。単純にそうは言えないのではないか? とも思う。回想シーンが頻繁に挿入されるし、武田鉄矢 ...
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夕張・三笠の炭鉱跡を訪ねて
毎日サンデーの今日このごろですが、本日は好天に誘われて炭鉱町めぐりです。まずは野幌から夕張鉄道線路の跡地を走る「きらら街道」に入り栗山まで。ここから先が鉄道が見えなくなりますが、栗山を過ぎて南下し由仁の手前、角田というところから左折して山に入っていきます ...
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右脳角回のはたらき 特に“時空間”認識
神川さんの本で、ひとつ興味ある記載がある。 言語…まずは持って聴覚言語だが、その音響的受容と言語化は利き腕の反対側の側頭葉後半(角回)で行われる。 以下、面倒なので「左脳」と呼ぶ。 これがウェルニッケ(聴覚言語野)だが、「それではその反対側、つまり右脳の側頭 ...
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「エムデン・マイヤーホフ経路」はエムデンが命名した?
フリッツ・リップマンの自伝から1918 軍医見習いとしてセダンに赴任。多くの戦病兵を看取る。1919 戦地から戻ったケーニヒスブルクでインフルエンザが大流行。戦死者を上回る死者を出す中で数ヶ月にわたり治療に当たる。1920 ケーニヒスブルク医科大学を卒業 ...
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「エムデン・マイヤーホフ」はリップマンの差し金?
エムデンの bio を知ると、どうもリップマンの影が漂う。ここからはまったく私の想像だが、第一次大戦が終わる頃、キール大学のマイヤーホフが乳酸説を唱えた。それは一世を風靡しノーベル賞が与えられた。それより前から解糖系に取り組んでいたエムデンとしては面白くない。 ...
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エムデン・マイヤーホフの「エムデン」て知ってますか
エムデン・マイヤーホフの「エムデン」て知ってますか。 エムデン・マイヤーホフ経路というのは標準的な解糖経路として誰知らぬものはないほど有名です。 ただ年表好きの私としては、エムデン・マイヤーホフの経路、およびその名称がいつ確定されたのかを知りたくて、何気な ...
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解糖と好気性代謝の研究史
呼吸と発酵の研究史 神川さんの本は光合成の話から始まる。これは的確な発想だと思う。 しかし残念ながら、この頃光合成の明反応についての研究はあまり進んでいなかった。このために光合成の説明が暗反応に偏っていて、生化学的な電子のやり取りの連鎖になっている。ここか ...
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神川喜代男 著 「脳をつくりあげた生物の不思議」を読む
神川喜代男 著 「脳をつくりあげた生物の不思議―生命のしくみと進化を探る」 という本を読んだ。ブルーバックス新書で、発行は1995年となっている。いまから20年も前の本だ。 「出会い」というのだろうか、素晴らしい本だ。 実は最初は読む気などしなかった本だ。 「脳を ...
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蛇の第二嗅覚系(ヤコプソン器官)の勉強
蛇の第二嗅覚系(ヤコプソン器官)の勉強「蛇の舌は嗅覚」(星野一三雄さん)を読んで勉強しなければ、と当たってみた。もちろん私の目的は嗅脳→大脳の発生学的機序を知りたいので、嗅覚そのものにさほどの興味があるわけではない。さらっと勉強してみた結果、ヤコプソン器 ...
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「生物の起源」と「生命の起源」についての雑感
生物の起源を遡って勉強してきたが、その中で感じたことを書き留めておこう。 生物というのは、ただの生命ではない。生命が細胞という形をとった「生命の一種」である。 それはLUCA(共通祖先)までは遡れるが、それより前に細胞という形に至らない「生命活動」があったこと ...
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「牧神」はモントゥーが良い
流石に有名曲だけあって、You Tubeでもずいぶんとたくさんの演奏が聞ける。本日聞いたのはブーレーズ、モントゥー、ミュンシュ、レイボヴィッツ、カラヤンの旧盤と新盤、ラトル・BPO、ブラッソンというところ。この倍くらい音源がある。カラヤンの旧盤はツェラーのフルートと ...
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EUはどこへ行くか-欧州議会の議論
EUはどこへ行くか イギリスの離脱、フランス大統領選での熱い論戦が示すように、EUがどこへ行くのかは重大な問題となっている。 そのEUの最高機関である欧州議会が開かれている。13日にユンケル委員長が施政方針演説を行い、翌日から討議が始まった。ユンケル演説の骨子は以 ...
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前原民進党体制と突然の総選挙
このあいだ、前原新体制について思いを巡らしたところだが、事態は思わぬ方向へと急展開しつつある。率直に言えば、総選挙の動きは半ファシスト安倍政権の思惑が暴走したものとしか思えない。前原構想の目標前原構想というのは、一言で言えば二大政党制の復活であった。二大 ...
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蛇の舌には嗅覚がある
「蛇の舌は嗅覚」(星野一三雄さん)だという記事から。 Q.ヘビの舌はなぜ二股に分かれているの? なぜヘビは舌をチロチロ出し入れしているのか? A.ヘビは舌で「臭いを嗅いでいる」からです。 私たち人間やイヌなどは「鼻」で臭いを感じ取ります。 しかしヘビは「ヤコプ ...
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ラベイさんの話の前振り
フランスの政治-かんたんな紹介 1.フランスの政治の歴史 フランスでは1789年にフランス大革命が起こりました。革命派の人々はルイ16世の王政を倒し、共和制を宣言しました。 それは「自由・平等・博愛」を宣言しました。これはフランスばかりではなく、現代の民主主 ...
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生命体の起源はここまでは確定された
しばらく読みかけにしていた杉谷さんの本を、最後まで読み切った。読後感はかなり爽快である。本の後半は化石掘りの体験記である。最初の、わずか一週間の貧乏オーストラリア発掘旅行で、宝物の大型微化石を見つけてしまったこと、それを世に出すまでのはかりしれぬ苦労。次 ...
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第二のストックホルム・アピールを
今こそ、第二のストックホルム・アピールが必要だ。 相争う二つの勢力が意地を張り合っている。このような馬鹿げた意地の張り合いなどもうたくさんだ。 一つ間違えば世界を存亡の縁に追い込むような賭けを、世界のすべての人は許す訳にはいかない。 どちらにどのような言い分 ...
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前脳は「間脳」ではない!
前脳は間脳ではない! ネットで嗅脳の記事をあさっているうちに、次第に腹が立ってきた。 まず「嗅脳は大脳辺縁系である」と決めつける。そして大脳辺縁系の役割をサラサラっと紹介して終わるのである。 大脳辺縁系の説明も偏見に満ちている。「古い、ださい」がひたすら連打 ...
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嗅脳と大脳 その発生学的関係
これらの機能は聴覚や視覚よりも遅れて発達したのではないかと思う。 なぜなら聴覚も視覚も前脳・中脳・後脳という三脳構造の中にしっかりとハマっているからだ。それに引き換え嗅脳は宙ぶらりんだ。これには魚の時代から三脳構造ができあがっているところに、陸に上がってか ...
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室蘭の観光客は中国人ばかり
以前から気になっていた室蘭に行ってきた。室蘭には出張で何回も行っているのだが、その気で市内を見て回ったことはなかった。多分、この地図を見てくれれば、誰しも、とっても気になる街だと思う。絵に描いたような良港だ。函館や小樽など比べ物にならない。港であればこう ...
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先カンブリア紀 年表 第3回目の改訂
2016年12月20日先カンブリア紀 年表 を作成。2017年02月03日 に1回増補している。その後、つい先日2回めの増補を行ったばかりである。 2017年9月10日、杉谷健一郎「オーストラリアの荒野によみがえる原始生命」(共立出版 2016)を読んだ。題名の印象とは異なり、かなり ...
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望月清司「カール・マルクス問題」の冒頭
1.「モノから情報へ」は誤り 「モノの時代は終わった。これからは情報の時代だ」と言われる。 身の回りの社会は、たしかに現象的にはそう見える。 しかし、この主張は、それらの情報自体がモノの生産を前提としでいるということを看過している。 というより、利潤率の点で ...
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私の選んだ「独習指定文献」
うかつなことに、「独習指定文献」制度が廃止されたことは知らなかった。いかに不まじめな党員であるかがバレてしまった。 ウィキによると、2004年、「常に変動する政治情勢に対応するため、固定的な独習指定文献制度は時代に合わなくなった」とし、廃止されたのだそうだ ...
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異端ではなかった「異端」
何気なく本棚の一冊を手に取った。有斐閣新書「マルクス…著作と思想」という入門書だ。1982年の初版で私のもっているのは第4刷、85年の発行となっている。非共産党系マルクス主義者の集団著作だ。おそらく「療養権の考察」を書いていた頃に買った本だ。かなり読み込 ...
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トリプル補選を前に共産党が “大妥協”
本日の赤旗2面ちょと目立たないところに、志位さんの記者会見が紹介されている。表現は考えられる限りもっとも穏やかなものとなっている。憲法問題についてはぎりぎり、「“立憲主義を壊す安倍政権には、そもそも憲法を変える資格がない”という点で野党は結束してきました ...
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前原・民進党が歴史の回転軸になっている
民進党代表選と野党共闘の行方 9月1日に行われた民進党の代表選挙は、野党共闘の今後を占う上で、興味深いものであった。 しかし、一般メディア上ではこの問題に触れたものはほとんどない。わずかな手がかりをたぐりつつ、野党共闘の見通しについて探ってみたい。 例によっ ...
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レビコフの「秋の夢」
レビコフのピアノ曲はリャードフやリャプノフと比べると本当に雑な作りだ。それなりのピアニストだったら、忌避するか大げさな響きに編曲するだろう。メロディーも月並みなセンチメンタリズムだ。ただし、中山晋平の「波浮の港」を聞いて「あぁなんていいんだろう」と思う人 ...
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リカードゥのお手軽なお勉強
リカードゥのお手軽なお勉強岡敏弘 社会思想:再生産の経済思想|リカードの経済学|の抜書(コピペ+私感)である。元ネタがお手軽というわけでは決してない。Ⅰ リカードの「価値論」の意味リカードは、スミス価値論の継承者である。彼はスミスの労働価値論を受け継ぎながら ...
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明日は、リカードゥで
多少お神酒が入ったところで、もう一度アダム・スミスを語る。 アダム・スミスは画期的な労働価値説を打ち出しながら、「支配労働」というゴミ箱的概念を持ち込むことで、最終的には月並みな「生産費説」(価格=費用価格+平均利潤)に落ち着いてしまった。 労働価値説は生 ...
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奥山忠信「アダム・スミスの労働価値論」の抜書き
奥山忠信 「労働価値論の思想と論理-アダム・スミスの遺産」政策科学学会年報 第4号前項の宮川論文では、議論の前提となるスミスの理論についてさっぱりわからず、読解に大苦労した。この論文はマル経のものではないが、その分、マルクスの小難しい表現に悩む必要がないだ ...
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