鈴木頌の発言 国際政治・歴史・思想・医療・音楽

「aala_newsの編集日記」http://blog.livedoor.jp/aala_news/ は日本AALAが発行する「AALAニューズ」https://www.japan-aala.org/category/aala-news/ 編集のための作業日誌です。主として外信の短報記事を掲載しています。旧来のHP「ラテンアメリカの政治」https://shosuzki.jellybean.jp/ はアーカイブとして利用可能です。(サイト名は変更になっています)

2013年03月

カール・ポラニーの話から話がズレてしまった。「あんみつ姫」の毒気に当てられたたのか。 つまり、ポラニーもハイエクも赤いウィーンの時代に行われた「経済計算論争」を勉強しないと、理解できないということだ。 しかし、この論争を理解するためには、その時代背景を知 ... もっと読む

 「赤いウィーン」とはなんとも魅力的なネーミングだ。 ウィキペディアによれば、「オーストリア社会民主党がウィーン市議会で初めて与党となり、民主的に統治を行った、1918年から1934年までの同市のニックネーム」だそうだ。きっと最初は右翼が当てこすりでつけた名前だろ ... もっと読む

ハンガリーの知識人について調べた。圧倒的に音楽家が多いので、非音楽家と二つに類別した。 1890年から1900年辺りに集中していることがよく分かる。彼らが青春期を送った1910年から20年あたりが、おそらくはハンガリーの激変期であり、20年のハンガリー革 ... もっと読む

ポラニーの年表に1900年ころのブタペストの写真を貼り付けたが、それは、ハンガリーについての認識を新たにさせるものだった。オーストリアの圧制のもとに苦しんでいる国と思っていたが、むしろオーストリアとタイを張るくらいの勢いで栄えていたことがわかる。オースト ... もっと読む

シュンペーターは一言でいえば俗物である。マルクスの「産業資本家」論を剽窃し、「平均利潤率の逓減の法則」から片言隻句を引いて、それを“奴隷の言葉”に置き換えただけの人だと思う。 彼についても、まず年譜から始めよう。 1883年2月8日 オーストリア・ハンガリー帝国 ... もっと読む

国際面にかなり大きなスペースでルクセンブルグ外相の談話が報じられている。これはドイツ野党の社会民主党の幹部が議会で、「ルクセンブルグ、マルタ、アイルランドのような国では、金融制度の改革が必要だ」と語ったことに対する反応。談話の内容としては、「ドイツがユー ... もっと読む

2013.3.28 カール・ポラニー年表 カール・ポラニー年表 ポラニーという人が有名らしい。基本的には経済学者だが、いろいろな側面があって社会哲学者というレッテルが一番合っているらしい。 世界中にかなりの信者がいるようで、ポラニー学会という国際学会もあるよ ... もっと読む

国会では、共産党と安倍内閣との掛け合い漫才が続いている。参院では大門議員が質問している。大門議員「実体経済が良くならなければ、バブルに終わる。賃金が上がらないまま物価だけが上昇する最悪の事態にもなりかねない」麻生財務相「まったくその通り」ついで大門議員は ... もっと読む

小池副委員長が我々の「三つの矢」を提示している。今放つべき第一の矢は、非正規もふくめた働く人の賃上げ第二の矢は、社会保障の充実第三の矢は、消費税を止めさせることです。これは大いに宣伝すべきだ。多分、財源問題と、財政規律問題が反論として出てくるだろう。まだ ... もっと読む

何か論文が読めるかと思って中山さんのHPに行ってみた。かなりぶっ飛んでいる人で、赤旗に載った写真からは到底想像できないキャラだ。掲載論文はゼロ、そのかわりブログがめっぽう面白い。ほとんど強迫的な行動マニア、芳紀49歳の「あんみつ姫」だと思えば当たらずといえ ... もっと読む

赤旗に「経済ジェノサイド」(平凡社新書)を書いた中山智香子さんのインタビューが載っている。ピノチェト時代のシカゴボーイズの政策が、いかにチリの人々の生活を破壊していったかをあとづけた本らしい。中山さんは49歳、この世代としては貴重な進歩的経済学者のようだ ... もっと読む

卒業式で教師の口パクを監視して、処分した校長が大阪市の教育長になったそうだ。世も末である。 口パクそのものがなにか“隠れキリシタン”風で哀れを催すが、それを探し出して摘発するのは、なにか人間性の中核が欠落していると考えざるをえない。ガリレオは宗教裁判にかけ ... もっと読む

24日の赤旗に、中村梅之助「前進座80年」へのジェームス三木の批評が掲載されている。見事な名文だ。絶対に赤旗でしか読めない宝物のような文章。これで新聞代1ヶ月分の価値はある。どうしようか、いっそ全文コピーしようか。最後の梅之助の歌が実に効果的に配されてい ... もっと読む

私は別に村上龍が好きではない。ましてや尊敬もしていない。たまたま趣味(キューバ)が合うときは「おぉ頑張っているなぁ」とは思うが、それ以上のものではない。前園タイプの風貌は、どちらかといえば鬱陶しい。肉体派ジャーナリストが小説も書いてるんだと思っていた。メ ... もっと読む

習近平政権への「期待」はずっと肩透かしに終わってるが、プーチンとの会談でもこれといった新味は打ち出せなかった。たださすがに勘所は抑えている。第一は、北朝鮮を口実にしたMD戦力の強化にあらためてノーを突きつけたこと、ただし国際社会へのアピールは弱い。第二は、 ... もっと読む

首相の発言のなかで注目されるのは、⑤であり、ここではTPPがソロバン勘定ではなく、ひとつの理想として謳われている。だが、TPPは人類社会の「理想」を内包しているのだろうか。人、モノ、資本が自由に往き来するなかで生産が刺激され、経済が発展し人類が豊かになっていく ... もっと読む

ちょっと古い情報になるが、15日に安倍首相がTPP参加の意志を表明した記者会見は、これまでの「参加論」の集大成であり、非常に参考になる。①TPPはモノ、サービス、投資の自由化を目指すものだ。②環太平洋は世界経済の3分の1を占める大きな経済圏だ。TPPはその未来の繁 ... もっと読む

龍山文化 ここまで調べてくると、どうもこの龍山文化というのがクセモノだということがわかる。 「河南龍山文化は黄河中流に存在した仰韶文化に続いて登場している」というふうに、仰韶文化との連続性が指摘されているがどうであろうか。 これまで読んだ印象としてはむし ... もっと読む

クロノ・ダイヴァーさんのページに載っている地図は、各種族の位置関係を知る上で参考になるので、転載させていただく。少なくとも地理的関係からは、「仰韶文化はやがて、竜山文化とよばれる、より進んだ文化へと連なって行く」とは、そう簡単には言えないのではないかと思 ... もっと読む

赤旗のCD評で、ペイエとカピュソン四重奏団の演奏するブラームスのクラリネット五重奏曲を褒めていた。新譜のはずなのに、どういうわけかYouTubeで全曲が聞ける。YouTubeの演奏は11年のものとなっているから、おそらく実演のエアチェックなのだろう。それが良かったのでレ ... もっと読む

以下は 中国古代文明の系譜 というページからの引用 黄河流域で発達したのは、紀元前5000年から紀元前2500年頃の仰韶文化である。キビ、アワなどを栽培した。仰韶文化はやがて、竜山文化とよばれる、より進んだ文化へと連なって行く。 一方長江流域で栄えたの ... もっと読む

 NHKのホームページを見たら、番組の概要が載っていた。 http://www.nhk.or.jp/special/detail/2012/1014/ 中国文明の謎 第1集  中華の源流 幻の王朝を追う というのがそれだ。 第一集は最古の王朝「夏」。「中華」という言葉は、かつて「中夏」とも書かれた。「中 ... もっと読む

赤旗の書評欄に「中夏文明の誕生--持続する中国の源を探る」という本の書評が載っている。著者はNHK「中国文明の謎」取材班、評者は早稲田大学の岡内教授という方である。中夏というのは別に誤植ではない。おそらく著者が中華と夏をかけて創りだした言葉であろう。評として ... もっと読む

2013年03月23日 マツダ判決 「黙示の労働契約」という法理をあらかじめお読みください。酒井記者の書いた“判決のポイント”を読む。 みんな「ここがポイント」と言いながら、少しづつポイントを外しているから分かりにくいのだ、ということが分かってきた。 判決のポイント ... もっと読む

田代記者がマツダ裁判を解説してくれている。 これもまた分かりにくいのだが、最後まで読んでようやく分かってきた。 問題は「黙示の労働契約」という法理にあるようだ。 3月19日に書いた 派遣労働が違法と判断されれば、正社員とみなされるというのがそれで、 派遣契約が無 ... もっと読む

「イラク帰還自衛隊員の自殺」に関する資料を集めてみた。 まず最初は、07年11月、照屋寛徳議員による質問である。   質問は要旨以下のとおり イラク、インド洋、クウェートなどに派遣された自衛官の自殺等による死者が多数に上っているらしい。以下、質問する。 ... もっと読む

経済学者の友寄さんは、円安を短期要因と中・長期要因に分けている。 短期の方はいわば仕掛けたバブルだから分かりやすいが、中・長期的要因もそこには関与していると見る。 そこには外的要因と内的要因がある。 外的要因としては、ヨーロッパの経済危機が峠を超えつつあ ... もっと読む

1995年 経済危機の底打ち 私は、この年の2月に三度目のキューバを訪れています。このときは息子と二人、まったく肩書きなしの個人的な旅行でした。 そのちょっと前、カルロス・ラヘが世界経済フォーラムで演説しています.ラヘは閣僚会議幹事長、首相に当たるポスト ... もっと読む

1994年 難民の爆発的増加 民衆の苦しみはついに大量難民の発生というかたちで爆発します。難民はすでに93年から急速な増加を見せていました。米国沿岸警備隊の発表によれば、船でフロリダに到着したキューバ人亡命者は3,656人に達し,92年度の1.5倍となっ ... もっと読む

1993年 奈落の底へ 先の見えない経済危機 92年末に発表された貿易統計はすさまじいものでした。ロシアからの原油輸入は年間180万トンに減少.これは89年の実績1,300万トンのわずか13.5%にしか過ぎません.家畜用の飼料は160万トンから4 ... もっと読む

91年10月 第4回共産党大会 ちょっと時期が前後しますが、10月にサンチアゴで開かれたキューバ共産党第4回大会は、「危機の時代」への基本的な対応方針を決めた大会として非常に重要な意味を持っています。 カストロは冒頭演説で、「キューバは世界の ... もっと読む

1990年 激動、その第一波 89年の末、「ベルリンの壁崩壊」が起こります。そして東欧最後の「社会主義国」ルーマニアではチャウシェスク議長夫妻が民衆の手で「処刑」され、激動を締めくくります。 得たりとばかりにブッシュはパナマに侵攻し、「ノリエガが隠れてい ... もっと読む

1989年 苦悩の始まり ソ連・東欧崩壊の引き金となったのは天安門事件でした。天安門前の広場には五月ごろから学生らが集まり始め、解放区のような様相を呈していましたが、これが軍により弾圧されたのが、6月4日のことでした。 しかしその前から崩壊への動きは着実に ... もっと読む

アベノミクスがもてはやされ、普通の庶民まで何かしら期待感が広がっている。それは、大企業が儲かれば、景気が良くなる。景気が良くなればおすそわけが回ってくる、という期待感だ。これは、昔ながらのトリクルダウンの理論の焼き直しだ。しかしそれが幻想にすぎないことは ... もっと読む

経団連が「産業競争力会議」を独立強化させ、競争力強化法(仮称)の制定を求めることを決めたそうだ。中身は解雇自由化、残業代不要の労働時間規制の適用除外、労働者派遣制度の規制緩和などだそうだ。そうやって日本の産業競争力を劣化させてきたのは誰なのか、いまやあな ... もっと読む

3月14日の記事で、「放射性物質は不発弾のまま残っている。脆弱性はそのままに残されているから、わずかの自然災害でも大事故に結びつく恐れはある」と書いたが、それがほとんどお笑いのような形で実現した。「泰山鳴動して鼠一匹」というが、鼠一匹が泰山を鳴動させたの ... もっと読む

雨宮処凛さん、いいですね。37歳、身なりはイマ風にチャラチャラしていますが、どうして中身はしっかりしています。赤旗の連載「日本国憲法 私の思い」に登場して、小気味いいセリフを連発しています。反貧困の活動の中で、生活保護について正しい知識があるかどうかが生死 ... もっと読む

子供の頃は人並みに野球少年だった。我が家から3戸おいてすじむかいの子は、静岡高校の三塁手で甲子園にも行ったから、ちょとした英雄だった。突き指だらけで、右手の薬指は10度くらい反っている。逆に左手の薬指は10度ほど屈している。これではピアノは弾けない。これ ... もっと読む

ONといえば、我々の世代にとっては王・長島だった。「そんなことは言われなくてもわかっている」と言われそうだが、「それでは新ONってなんだか分かるかい?」それは我らが日ハムの大谷・中田です。大谷というのが、とにかくべらぼうだ。王やイチローを上回る天才選手だ。ダ ... もっと読む

赤嶺議員の質問に対する答弁で、イラク帰還自衛官の自殺が26人に達したことが明らかになった。とくに陸上自衛隊に自殺率が高い。自殺者数は陸自だけで19人に達している。イラク戦争中の足掛け3年で陸自5600人が派遣されているので、自殺率は19/5600=0.34 ... もっと読む

ハンス・シュミット・イッセルシュテットがあまり、ベストテンにランクされて来ないようなので、ネットであたってみた。日本人にはイッセルシュテット好きが意外に多いようだ。質朴だとか端正だとか淡白だとか言われているが、違うような気がする。生い立ちからしてベルリン ... もっと読む

指揮者のベストテンというのが、色んな所でやられている。しかし指揮者によって得手・不得手というのがあるはずで、納得行かないところがある。私としてはベートーベン、シューベルト、シューマン、メンデルスゾーン、ブラームス、ブルックナー、ドボルザークが聞ければいい ... もっと読む

これまでバッハのパルティータといえば、グールドの専売特許みたいなものだった。デッドな環境でポクポクと鳴るピアノとグールドのうめき声、面白くもなんともなかった。ところがソコロフのパルティータを聞くと、ピアノの筐体の音が聞ける。箱ごと鳴ってこそピアノというも ... もっと読む

「マツダ訴訟で画期的判決が出た」という見出しにつられて手を出した。 以前から、読まなければとは思いつつも、労働運動面の法律だらけの文章はとっつきづらく、ついつい敬遠している。 この文章も読みにくいこと。 山口地裁で行われていた「マツダ訴訟」で、派遣切りさ ... もっと読む

保育所関連状況取りまとめ(平成24年4月1日) 厚労省のサイトのこのページが、今のところ最新の資料と思われる。これは発表用のステートメントとと添付のPDF資料からなっている。発表用のステートメントと資料との間に、かなりの乖離が見られるのが特徴である。まずは全国 ... もっと読む

すみません、私の認識不足なんですが、保育所が足りないなんて考えても見ませんでした。むしろ定員不足で経営は大変だろうなぁ、くらいに考えていました。我々がパパ・ママ世代だった頃、とにかく保育所はありませんでした。なにせ団塊の世代が一斉に結婚して子供を生み出し ... もっと読む

TPP集中審議での笠井議員の質問で、面白いパネルが使われた。不参加決議を上げているのが、九州、四国、東北、北海道だ。慎重派が、それ以外の北九州、中国、近畿、東海、関東、北陸を占める。山口、群馬がちょっと毛色の変わった決議になっているのは自民党のお膝元だからか ... もっと読む

財政再建論者は、結局、金融恐慌という名の呪縛に陥っているのではないか。端的に言えば、今の銀行は要らない。大企業にとっては内部留保で首まで浸かっている。中小企業にとってはしょせん縁なき衆生である。つまり金融恐慌などありえないのである。いま、ボルカー・ルール ... もっと読む

新笹子トンネルの事故原因が、ほぼ確定したようだ。まずは引抜き試験。2013/02/01 22:09   【共同通信】 天井板崩落事故が起きた山梨県の中央自動車道笹子トンネル上り線で、崩落しなかった天井板のつり金具アンカーボルトを引き抜き試験した箇所の6割が ... もっと読む

全量買取制度が発足して1年近く経った。資源エネルギー庁の発表によると、稼働済みの設備が120万KW、稼動予定が500万KWということだ。12月末での集計ということで、9ヶ月でここまで達したのがすごいとも言えるし、こんなものかとも言える。しかし日本の総発電量 ... もっと読む

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