鈴木頌の発言 国際政治・歴史・思想・医療・音楽

「aala_newsの編集日記」http://blog.livedoor.jp/aala_news/ は日本AALAが発行する「AALAニューズ」https://www.japan-aala.org/category/aala-news/ 編集のための作業日誌です。主として外信の短報記事を掲載しています。旧来のHP「ラテンアメリカの政治」https://shosuzki.jellybean.jp/ はアーカイブとして利用可能です。(サイト名は変更になっています)

2011年06月

震災復興債をめぐり議論が対立している。ライブドアのブロゴスでは以下の論調が出ている。「震災国債」の日銀引き受けには反対する。理由は次の3点だ。 1)市場メカニズムを歪め、財政規律が失われる。マーケットを通すことで、国債には需給メカニズムが働き、価格(金利) ... もっと読む

ストロスカーンの後釜にラガルドが選出された。ある意味どうでもよいのだが、報道記事の中で勉強したのは、アメリカがIMFの決定権を握っているということだ。IMFの理事会の議決では85%の賛成が必要であるのに対して、アメリカは17%の投票権を持っているというのです。だ ... もっと読む

日本と元の関係と言えば北条時代の元寇だろう。中国を征服した蒙古帝国が朝鮮半島も制圧し、朝鮮との連合軍艦隊が博多に押し寄せ、最後は神風によって壊滅するというストーリーである。しかし実はもひとつの関係があった。それがアイヌによる中国侵攻である。海保嶺夫氏の「 ... もっと読む

不破さんがテレビで語ったのが赤旗に掲載されている。さすがと唸ったのは、福島原発事故が峠を越えたのではなく、これからが非常事態の瀬戸際に向かうときなのだという指摘だ。炉心にあった「死の灰」の1%が空中に出たといわれる。ということは、まだ99%がそこにあるとい ... もっと読む

放射能が降っています。静かな夜です。赤旗の文芸欄に紹介された、和合亮一のつぶやき詩。6月に徳間書店から「詩の礫」として発刊されたそうである。世の終わりの夜もこのように静かなのだろうか?ところで著作権は大丈夫かな?金子兜太が紹介した句もすごい。奥底の しれ ... もっと読む

ソニーの話を書いていて、ふと「あなた、明日が見えますか」という一節が浮かんできた。ネットで探してみたら「山茶花の宿」という演歌の一節.…曇りガラスを手で拭いて、あなた明日が見えますか…と続いていく。演歌の世界では定番のようで、元の歌の流れからすれば…赤く ... もっと読む

26日の赤旗にソニー多賀城工場の大量解雇事件の続報が載った。ソニーは5月26日の連結決算発表で「原状回復費用として109億円が発生」したが、「ほぼ全額は受け取り保険金で相殺されるものと考えています」と述べている。何じゃこれは?これではまったく便乗リストラ ... もっと読む

不勉強で知りませんでしたが、信金・信組などの金融機関は協同組織金融機関と呼ばれるのだそうです。赤旗の解説によると、組合会員が出資し、会員の相互扶助を基本理念とする非営利法人を総称するのだそうです。各種銀行は利潤追求を第一義目的とする株式会社経営であり、両 ... もっと読む

欧州議会が3月に金融取引税の導入を求める決議を採択したのに続き、フランス下院でも同様の決議が採択された。その内容は①すべての金融取引に0.05%を課税する。②すべての株式、債券、金融派生商品を課税対象とする。外為取引も課税する。とのことで、これによりEUレベ ... もっと読む

復興構想会議の議長に就任したとたんに「復興税」と称する大衆課税構想を打ち出し、世の顰蹙を買った五百旗頭氏だが、今度はあの竹中平蔵と対談し、「公助」や「共助」に頼りがちになるが「自助」の精神が必要とお説教をたれている。「せめてゼロからの出発」ではなく、基本 ... もっと読む

福島民報6月25日付の論説で、東電の埋蔵金を数字を挙げて分析している。 電力業界の「埋蔵金」である「原子力環境整備促進・資金管理センター」が管理する関係積立金も活用できる。再処理等積立金の残高が約2兆4400億円、そのほか「埋蔵金」の総額は3兆2800 ... もっと読む

南沙諸島をめぐり緊張が続いていた中国とベトナムの間で、高官級の会談が持たれ、「平和的解決」の方向で一致したと報道された。中国側の交渉代表は戴乗国であり、合意は党レベルのものと考えられる。とりあえず、紛争化の危険は回避されたと見てよいだろう。以前、「中国外 ... もっと読む

ちょっとしつこいようだが、葛西中電会長の論説をもう少し考えたい。結局葛西氏の原発維持論の根拠は電力供給の不安定化と、電力料金の高騰ということになる。つまりはコスト問題に収斂される。原発事故の被害はコストとして算定することができないまず基本的立場での相違を ... もっと読む

というわけで「それでも原発動かすしかない」とはどこにも書いてない。ネットで読めるもうひとつの記事がある。「賠償スキーム 東電だけが悪者か」という編集部の論説である。申し訳ないが、こちらの文章は相当質が悪い。自家撞着がいたるところに目に付き、何よりも主張の ... もっと読む

最初の記事は「発送電分離より大規模化を」と題する署名記事著者はまず菅首相の無能ぶりを批判。その例として「工程表」作成と浜岡原発の停止要請をあげている。しかしこの二つは、アメリカの強い要請を受けて行われた決定であったことが現在でははっきりしている。だから今 ... もっと読む

WEDGEという雑誌が、7月号で「それでも原発動かすしかない」と題する特集を組んだ。いまどきある意味で「勇気ある」発言である。しかし赤旗の報道を見ると、発行の背景に問題がいくつかあるようだ。①この雑誌が新幹線グリーン車に無料で置かれている。ということは公共的企 ... もっと読む

2月頃に書いた文章です。とりあえず載せておきます。 事務局からチュニジア・エジプト・リビアの情勢を書けといわれましたが、私には分かりません。チュニジアは海外旅行通の穴場的存在となっており、会員の中にはチュニジアで暮らした方もおられるので、下手に触れると怒 ... もっと読む

参考までにメルケル演説の要旨を紹介する。本日の赤旗に詳報が掲載されている。  あの恐るべき3月11日から90日たった今日、われわれは次のことを知っている。原子力発電所の三つの原子炉ブロックでは炉心が溶融している。今でも放射 能を帯びた蒸気が大気に排出され ... もっと読む

赤旗の紹介は、各論部分の抄訳なのでかなり読みにくい。つまみ食いのさらにつまみ食いを箇条書きにしておく。*エネルギー転換についての決断は、社会の価値判断に基づく。それは技術的側面や、経済的側面の判断に先立つ。価値判断のキーワードは持続可能性と社会的責任であ ... もっと読む

菅首相が突然、ソーラー発電などの電力を固定価格で買い取ると言い始めた。真意がよく分からないが、通産省の一部で主張されている発送電分離へのアドバルーンとも考えられる。いま東電が地域独占によって吸っている甘い水は、他企業にとってはよだれが出るほどの利権だ。発 ... もっと読む

材料が少なく、感想的な意見である。 第一にオジャンタ・ウマラの勝利は、左からも右からも極めてクールに受け止められている。選挙についての論評をネットで探したが、少なくとも英語の文章は皆無と言ってよい。「来るべきものが来た」という感じなのだろうと思う。ことに ... もっと読む

「窓」と題する久下格さんのブログに、この間(といっても災害発生から5月あたままで)の米政府の動きが詳細に跡付けられています。もともと私は政治・経済面からのアプローチを主として行うつもりでした。敵は経団連、仇は米倉会長という構図です。アメリカの戦後支配と干 ... もっと読む

本日の赤旗に内藤正則氏の発言が掲載された。14面の左肩で見逃すかもしれないので紹介しておく。非常にすっきりした見解である。内藤さんという人の肩書きは「財団法人エネルギー総合工学研究所原子力工学センター」の安全解析部長。相当「偉い」人のようで、日本原子力学 ... もっと読む

ドイツ倫理委員会の勧告の文章を米倉会長ならどういうかと考えてみた。ドイツ経済はその強さを、最高の質の製品を作り出すその創造性と能力に負っている。ますます多くの企業が、そのビジネス分野を持続可能な経済の方向に求めるようになっている。原子力利用からの撤退は、 ... もっと読む

昨日のメルケル演説に続き、本日の赤旗にはドイツ倫理委員会の勧告を掲載している。これは2022年までに原発から全面撤退することを定めた政府法案の基礎となる文書だそうだ。赤旗を直接お読みいただきたいが、気に入った一節を引用しておく。ドイツ経済はその強さを、最 ... もっと読む

東電病は人体の主としてエネルギー産出系をおかす寄生虫疾患である。この東電虫と呼ばれる寄生虫は、アメリカ原子力兵器産業という外来種と日本在来の大企業の交配から生じた。元来は政府が輸入したものであるが、その後野生化し、中電・関電など全国9ヶ所のエネルギー系に ... もっと読む

先ほどテレビのNHKニュースを見たが、どうもおかしい。 震災報道では国民一丸となってと呼びかけているのに、ニュース番組が始まるととたんに菅首相が早く辞めるようにという論調だ。 しかも大連立になったらどうなるのか、彼らが何をしようとしているのかはまったく語られ ... もっと読む

21世紀の最初を十年間を、我々は「2001年9月11日」論の中に過ごした。平和と生命の問題ばかりではなく、人権と民族の尊厳、宗教と自由、異なる文明の共存の問題がそこにはふくまれた。それは1990年11月9日、ベルリンの壁の崩壊に始まった激動の世界、新自由 ... もっと読む

ラテンアメリカ財政の特徴は歳入にある。第一に、歳入がGDPに対して低い。平均歳入額はOECD諸国でGDPの42%であるのに対し、ラテンアメリカでは23%に過ぎない。第二に、税の捕捉率が低い。純粋な税収はGDP比16%で、OECD諸国の35%と大きな差がある。税収以外の収入がGDP比8 ... もっと読む

16日赤旗によると、ソニーは多賀城市の仙台テクノロジーセンターで首切りをやるという。浸水被害が出たからといって首を切るのは「世界のソニー」としてはなんとも情けないのだが、とくに許せないのは期間社員150人の全員解雇。彼らの平均年収は270万円、150人全 ... もっと読む

若い頃は金などなく、レコードなどめったに買えなかった。せいぜいフォンタナの1200円盤しか手が出なかった。時たま、レコード屋でパンチ穴の開いた今で言うアウトレット盤が出ると、引き出しから大枚二千円をポケットに入れ出かけたものだった。 下宿代が賄いつきで月 ... もっと読む

例によって米倉語録首相は「大連立」を可能にする方向で考えてほしい。自分が「捨石」になって復興に尽くしてほしい。まるで大西中将にでもなった気分ですかね ... もっと読む

http://jp.wsj.com/Opinions/Opinion/node_224799  オピニオン 2011年 4月 19日 東電は必要なら破綻も-電力会社は銀行ではない 星岳雄、アニル・カシャップ、ウルリケ・シェ ... もっと読む

毎日新聞の特ダネ  三沢耕平記者の署名入り記事だ。 政府の支援策の前提となった東電の財務試算が、毎日新聞が入手した内部資料で明らかになった。 ①賠償総額を10兆円と仮定し、これに火力発電切り替えコストを上乗せする。 ②電気料金を16%(一般家庭の場合月額 ... もっと読む

不信任案が否決されたあと、さらに菅降ろしの動きが強められている。問題はアメリカ、とくに軍関係がどういう態度をとるかだ。アメリカが菅を支持すれば、一巻の終わりだ。そういう点では東電ムラも必死だ。ムラ社会の「なぁなぁ管理」にゆだねられるほどに原子力は甘いもの ... もっと読む

みずほアジア・オセアニア インサイト 6月14日号 http://www.mizuho-ri.co.jp/research/economics/pdf/asia-insight/asia-insight110614.pdf 震災はアジア経済にもさまざまな影響を及ぼすと予測されている。 第一に、サプライ・チェーン問題がある。日本からの部材輸入が ... もっと読む

GDPは日本の経済・社会のパフォーマンスを示すのに有効な指標ではなくなってきている。むしろそれは国民収奪の指標となっている。このことは以前のブログでも書いた。 とくに小泉改革の後はそれが顕著に現れている。20年前と現在を比べて経済がよくなっていると実感する人 ... もっと読む

魯迅のせりふ「打落水狗」(水に落ちた犬は叩け)の訳だそうです。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1313698513 私は毛沢東の言葉だとばかり思っていましたが、毛沢東が魯迅の言葉を引用したのでしょうね。最初に聞いたときには「正しいかも知れな ... もっと読む

自動車Aは便利だが危険もある。ゆえに必要悪Bだ。同様の論理においで原発A'も必要悪B'だ。 これはAutomobileとAtomic powerの危険度の質的違いを無視している。 兵器の例えで言うと良く分かるが、「爆弾は殺人兵器であるが、防衛のための必要悪だ」として、だから「原子爆 ... もっと読む

北野武さんも糾弾されている。月刊誌『新潮45』(2010年6月号)で、原子力委員会委員長の近藤駿介東大名誉教授と対談し、 「原子力発電を批判するような人たちは、すぐに『もし地震が起きて原子炉が壊れたらどうなるんだ』とか言うじゃないですか。ということは、逆に ... もっと読む

東電に対する論調はいつから変わったのか わたしのかんじとしては連休明け、10日から15日あたりが潮目ではないかという感じがしていた。 政府が思いもよらぬ強気に打って出て、形だけでも東電の全面的な賠償責任を押し通した。 通産省の官僚がテレビに出て来て分割論をぶ ... もっと読む

6月8日、衆院財務金融委員会で、被災金融機関を支援するための金融機能強化法改正案が全会一致で可決された。共産党の佐々木議員は「二重ローン解消のための一歩だ」と評価。具体的な運用について意見を述べる一方、より大きな救済の枠組みを速やかに作る必要があると主張 ... もっと読む

6月8日の厚労省発表で、震災後から6月5日までに「離職票」の交付を受けた数が11万9776人。怖いのはこの10日間に5千人以上も増えているということ。福島の失業者数が宮城に迫りつつあること(4万3千vs5万2千)。岩手が少ないのは自営業者、農・漁民の比率 ... もっと読む

6月8日の政府税調での意見。与謝野馨 一体改革担当相は、「5%の増税がどうしても必要というのが結論だ」と断言した。五十嵐財務副大臣がこれに呼応して「その方向は出ている」と発言した。平野内閣副大臣は「消費税5%くらい決められなかったら政治の意志が問われる」と ... もっと読む

情勢は次の三点に煮詰まってきている。①財源スキーム(復興債の発行): 無利子・非課税の特例債の承認、大企業の引き受けと国民的キャンペーン。大企業減税の見直しを中心とする償還財源確保。②復興スキーム(少なくともゼロからの出発を): 市町村の支援、地場産業の ... もっと読む

もう20年も前でしょうかMDが発売になると日経新聞の速報欄で見て、これは絶対世界を制覇するリソースになると思い、みずてんがいで予約しました。MDウォークマン7万8千円、おそらく最初のロットだったろうと思います。それからの半年、悪夢のような日々が続きました。4 ... もっと読む

5月11日の記事で「貧困」という災難が最後にやってきたという文章を載せている。赤旗の山田町ルポだった。6月8日の新聞に続報が掲載されている。弁当をもらうのに千人の行列ができると報道された(5日現在で948人)が、その弁当の配給が打ち切られるそうだ。山田町は ... もっと読む

電機メーカー8社の決算は、日本企業のアジアシフト、新興国シフトが怒涛の勢いで進んでいることをはっきりと示している。たとえば日立が営業利益を前期比2.2倍というとんでもない数字をたたき出した。主要な要因は「資材費低減」であり、ブラジル、インド、ベトナムなど ... もっと読む

マグニチュード10で世の中が揺れ動いている。未知の世界が広がり始めている。「大胆なれ、大胆なれ、さらに大胆なれ」とのダントンの叫びが耳を揺るがしている。いままさに力勝負で天岩戸をこじ開けつつある。かすかだが燦然たる光がたしかに見えた。 闘いの環は二つある。 ... もっと読む

5月6日記事の分割 市田発言との関連で再掲します。労働運動総合研究所の財源提案が発表されている。提案によれば復興に必要な財源は15兆円。これに対し資本金1億円以上の3万3千社が持つ内部留保は317兆円となっている。このうち4.7 %を国債引き受けに当てれば ... もっと読む

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