グーグル八分

グーグル八分」という言葉があるそうだ。日本語版ウィキペディアでは立派に一つの記事になっている。
英語では Google Censorship(Googleの検閲) と言うそうだ。
記事の中身を要約してみる。

概要

グーグル八分とはサイトの一覧から特定のサイトを取り除き表示しないようにすることである。

Googleは、検索エンジン運営者としての主体性の問題だと開き直っている。

いくつかの内部基準があり、情報の削除を行った場合はその事実を米国の第三者機関に提示し、該当する検索結果のページに告知することになっている。

しかしながら、検索エンジンサービスは事実上寡占状態であるため、一企業の内部的な決定で検索結果が操作されることには異論も多い。

またグーグルが米国の企業であることから、外国の私企業による情報の制限について危機感を持つ人々もいる。

グーグル八分の具体例

①グーグルダンス
検索順位を決定しているページランクの計算アルゴリズムは定期的に変更され、「グーグルダンス」と呼ばれる。
このため上位に掲載されていたサイトが、ある時に大きく順位を落とすことがある。
②検索エンジンスパムへの懲罰
ドイツBMW社が検索エンジンスパムとみなされる技術を用いたとしてグーグル八分を受けた
③中国における検閲
Google、Yahoo!、MSNはすべて共産党政府に都合の良い検閲を行っている(2006年 国境なき記者団)

検閲を回避する方法

ウィキペディア氏は、次の方法を提案している。
①複数の検索エンジンで検索して内容を比較する
②メタ検索エンジンを利用(昔はよくあったよね)
③検索エンジンを自作し、独自の検索データベースを構築する

③については、話題を絞って集団的に制作する動きもあるようなので、昔のような並立状態がそのうち再現するかもしれない。GAFAの存立基盤は意外に脆いものかもしれない。