先日、ベネズエラを知る会の勉強会に出席した。会場にたまたま奥様がいて、ご挨拶させてもらった。
イシカワ大使にはもったいないほどの方である。
まずは写真をお見せする。

大使夫人
左の男性は私ではない。日本AALA連帯委員会国際部長の田中靖宏さんである。いつもより少し鼻の下が長く写っているかもしれない。
大使夫人のお名前はコロン えりかさん。エル・システマ・ジャパンのスペシャルアドバイザーを務めている。有名なオペラ歌手なのだそうだ。
11月に大使が来札するとき一緒に来てコンサートをしてもらえないか聞いたが、残念ながらスケジュールが合わなかった。
で、勉強会の方だが、いずれまた報告する。

ついでにネットの画像。
歌う大使夫人
   被爆のマリアに捧げる賛歌 / 相馬子どもコーラス&コロンえりか
から拾ったもの。
石川コロンえりかさん
この歌は原水爆禁止2015年世界大会(la Conferencia Mundial en contra de las Bombas Atómicas e Hidrogeno)に参加したコロンえりかさんが歌い大好評を博した。
この歌ができた経過についてはエピソードがある。
東京都内の私大生だった頃、長崎市の浦上天主堂で賛歌の題材となったマリア像と対面した。
マリア像の由来だが、原爆投下でがれきの山となった旧天主堂から掘り出されたのがこのマリア像である。2メートルあった像は頭部だけが奇跡的に残ったが、目がくぼみ、頬が焼け焦げてしまった。彼女はこれを見て、
自分の知っている美しい姿ではなくショックを受けました。でも、傷ついた像は被爆者の祈りの対象になっていることを知りました。私はそれを生き抜く希望の象徴だと感じました。
この思いをベルギー人の父に伝えて、賛歌を作ってもらった。それがこの曲である。
彼女の挨拶
被爆70年の大切な年に、皆様とともに私もひとつの決意を表明できました。
そのことにくわえ、音楽によって、皆様とこの思いを共有できました。そのことを感謝します。
そして、
私にとってこれからの新たな力にして参りたいと思います
父の紹介が「ベルギー人の作曲家」となっているが、これはとんでもない冗談で、このコロンこそはヨーロッパを代表するアジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯活動家で、各国政府から睨まれている“札付き”である。この人の発言についてはおいおい紹介することにする。

(すみません。訂正の訂正です。エリカさんの父上は間違いなく音楽家でした。連帯活動家のコロンさんはとりあえず別の人物です。なんかの関係はあるともいますが、確認がとれていません。2019.5.01)

とりあえずはこのくらいにしておく。えりかさんの祖国、心優しきベネズエラに幸多かれと望む。