突如話が戻る。アルコールが入ったせいである。
ドイツ左翼党から学ぶべき最大の問題は何か、それは「合党」である。
「野党は共闘」がそれですむか、それですまなければそこから先に行く決意はできているのか、その場合の基準はどこにあるのか、マルクス主義とか科学的社会主義の看板はどうするのか、一つ一つがズシンと重い思想課題である。

しかし、現実はそれ以上に重い。「イデオロギーよりアイデンティティー」という翁長さんの呼びかけは、聞き流すにはあまりに重い。
毎日のお悔やみ欄を見ればその決断が迫られているのは明白だ。もう見て見ぬふりをしていることはできない。しかしそれは敵も同様なのだ。
進歩陣営全体が限界集落化している。「どちらが先にくたばるか」の闘争でもある。だからギジの実験はすごい貴重なのである。