血液型 弥生人はA、縄文人はB
以上は、
血液型 弥生人はA、縄文人はB
のコピーである。
話が尻切れトンボになっているので補足する。
弥生人がAなのは良いとして、縄文人がBというのは正確ではない、というより嘘だ。
もし縄文人がBなら、縄文人の代表である沖縄やアイヌはもろにBでなければならない。しかしそのような特徴はない。
つまり、Bは弥生人でもなく、縄文人でもない、「第3の原日本人」の特徴である可能性がある。
その分布地域は秋田、青森、長野、岩手、栃木だ。つまり本州の東北端から北関東・信越あたりの日本海側ということになる。これはY染色体ハプロで言うC1グループ(仮にナウマン人と呼ぶ)の多い地域と一致する。
C1グループの由来についてはいろいろな説があるが、私は東アジアに最も早く到達したホモ・サピエンスの末裔で、5万年前にインドからインドシナに進出し各地に拡散したと考えている。
日本には4.5万年前に朝鮮海峡をわたって上陸し、ナウマンゾウを追って関東から羽越地方まで進出した。氷河期のもとで人口は激減したが絶滅はせず、2.5万年前ころ北から到来したD2グループ(仮に黒曜人と呼ぶ。後の縄文人)と混淆し吸収された。
今日でもC1グループは日本人の5~10%を構成していると言われ、彼らが高いB型血液型を持っていたとすれば、話は合う。
これに対して縄文人のABO血液型に関する特徴は少ない。特徴が少ないというのが特徴とも言える。「青森、岩手、沖縄ではA型の割合が少ない」というのが、まさにそれを指しているのかもしれない。