画面がこれ。全部は到底表現できないので、以下コピペで並べてみる。
紹介ここまで これで雰囲気は十分味わえる。
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こちらは短いが全文が読める。ここでは要約のみ紹介する。
西側諸国が導入した一連の経済制裁は、ほとんど効果を上げていない。むしろ、逆効果を生んでさえいる。制裁が何の助けにもなっていないのは極めて無念なことだ。制裁の目的はロシア経済に打撃を与えることではなく、プーチン政権の考えを変えさせることだ。問題は、制裁が課せられると、国民は国への忠誠心が強まることだ。プーチン大統領の支持率は、2023年1月時点で82%となっている。また、ロシアの主要な貿易品目である原油の輸出は若干減っているが、1日当たり1000万バレルを超えている。制裁の目的が単に罰を与えるであれば、効果はある。しかし、ロシア政府に戦争をやめさせることに関しては効果はない。
対ロシア制裁は失敗なのか 2022年08月19日
4:45 AM · Jul 25, 2022.
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まだまだ続くのだが、傾向を見るにはこの程度で十分だ。
最大の特徴は商業メディアは、「制裁、失敗」を禁句としていることである。これに対し大企業のシンクタンクは、ごく初期の段階から「制裁、失敗」の評価を明らかにしている。もちろん決して主流というほどに多くはないし、慎重に“?”マークを付けているものも多い。
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ところで、これらの記事はロシアは我慢できるだろう。だから制裁は成功しないだろうという筋書きになっている。それ自体は正しいのだが、実際にはロシアのやせ我慢だけで話が済むわけではない。
制裁はそのようなレベルのものではなかった。ロシアの息の根が止まってもおかしくないほどの全面的なものだった。
それを耐えることが出来たのはたんなるやせ我慢、「欲しがりません勝つまでは」の精神主義だけではなかった。個別には中国の金融支援、人民元のグローバルサウスへの普及、ブリックスが制裁への防波堤となったこと、インドのロシア産石油への関与、トルコ経由の地下交易ルートなど諸要因が絡んでいる。
そのあたりまで深く分析した報告は、グーグルからは浮かび上がってこない。読者の皆さんは是非、AALAニューズからその辺の情報を汲み取っていただきたいと願う。