しかし、寡占層の攻撃に直面し、カスティーリョはだんだん彼の政治的基盤から距離を置くようになっていった。
ペルー: 内外反動勢力による「議会クーデター」のてん末
しかし、寡占層の攻撃に直面し、カスティーリョはだんだん彼の政治的基盤から距離を置くようになっていった。
AALA関連記事は「aala_newsの編集日記」http://blog.livedoor.jp/aala_news/ に移りました(6Nov.2023) 中身が雑多なので、右側の「カテゴリー」から入ることをお勧めします。 「ラテンアメリカの政治」(http://www10.plala.or.jp/shosuzki/ )がH.Pで、「評論」が倉庫です。「なんでも年表」に過去の全年表の一覧を載せました。
すでに新聞、テレビなどのニュースでご承知でしょうが、今月5日(金曜日)マタンサス県で石油備蓄タンクの大火災が発生しました。以下、火災の状況を、時系列に紹介いたします。
5日金曜日 午後7時、キューバ西部にあるマタンサス港の8基*ある石油備蓄タンク施設の1基が悪天候の中で落雷により炎上しました。
*10基という報道(ロイター、APなど)もあります)
石油備蓄施設は、各50,00トンの貯蔵能力をもち、合計400,000トンに上るキューバ最大の施設で、近くにキューバ西部に電力を供給するアントニオ・ギテーラス火力発電所(発電能力280MWH)にキューバ産原油燃料が供給されています。
6日土曜日 キューバ政府は、ディアス=カネル大統領、マレーロ首相、モラーレス共産党中央委員会組織担当書記の三首脳が現地にかけつけるとともに、直ちに事態の複雑性から石油問題で経験の深い海外の政府に支援と助言を要請しました。
午後11時30分、隣接した2番目のタンクが爆発し、消防士1人が死亡しました。一番目のタンクは、キューバ産原油26,000トンを貯蔵しており、2番目のタンクは重油50,000トンを貯蔵していました。
炎上タンクの消火、隣接するタンクへの延焼の防止、貯蔵タンクからの重油の排出と他の場所への輸送、負傷者の介護、住民の健康および環境への影響、など厳しい難題に当局は、徹夜で対処しました。マタンサス市民、4,800人が避難しました。125人が負傷、14人(当初17名)が消息不明と発表されました。
土曜日から日曜日にかけての深夜、メキシコ、ベネズエラから救援の専門家127名が、支援物資とともに到着し、すぐさま救援活動に加わりました。メキシコから供給された泡消火剤45,000リッターも投入されました。アルゼンチン、コロンビア、ドミニカ共和国、EU諸国など多くの国が支援を申し出ました。米国は、電話で技術的な助言を行うにとどまり、キューバ米大使館は、「マタンサスの状況を注意深く見守っている」と述べ、消極的な態度を示しました。
7日日曜日 早朝から近接のタンクから、困難な中で少量ながら、重油の排出が始められはじめられました。アントニオ・ギテーラス火力発電所は、まだ運転を継続していました。しかし、夜、3基目のタンクが爆発しました。
8日月曜日 午後、4基目のタンクも危険な状態となり、タンクに延焼、爆発が起きて施設の40%が破壊されました。アントニオ・ギテーラス火力発電所も発電を停止し、大規模な停電も発生しました。火災は、拡散する一方で、鎮火のめどが立たない状況でした。
9日火曜日 さらに多くのヘリコプターが消火活動に加わり、メキシコから送られた2隻の消防艇や重機も消火活動に参加しました。延焼が制圧され、ようやく鎮火に向かいました。
4基のタンクすべてが焼失した時点で、この火災で、どれくらいの燃料が失われたのか、当局では明らかにしていません。当局が発表した2基のタンクで76,000トンの原油と重油が失われ、他の2基も相当の量が失われていると推測され、筆者は、火災による損害総額は数億ドルに上ると推計しています。米国の経済封鎖の強化、新型コロナによる経済への影響、国際的なインフレの中での経済の停滞、外貨不足に苦しむキューバにとって、近年にない大きな困難をもたらすものです。
10日水曜日 メキシコ、ベネズエラから供給された消火ホースの連結問題も克服され、放水作業が順調に行われ、火災は鎮火の方向に大きく前進しました。
11日木曜日 当局は、爆発した2基のタンクのいくつかの部分的な火災の残りをのぞき、ほぼ鎮火に成功したと発表しました。
12日金曜日 午前7時、当局は、火災は完全に鎮火されたが、爆発により拡散された石油が再発火しないように警戒を続けていると発表しました。13日には、直ちに復旧作業が開始されました。
なお、10日、在日キューバ大使館から、寄付金の送金について、次の案内が送られていますので、ご案内いたします。皆様とともに、協力したいと思います。
「去る8月5日(金)、キューバ・マタンサス県で発生した石油貯蔵施設の大規模火災を受けて、友人の皆様より復興に向けたご支援のお申し出をお寄せいただいたことから、駐日キューバ大使館では、以下の銀行口座をキューバへの寄付金の受付窓口として用意致しました。
三菱UFJ銀行 堀留支店 (普)5008033
口座名義: 信英インターナショナル (株)
ご送金いただいた場合は、以下アドレス宛に送金日、金額、送金者名をご連絡ください。
駐日キューバ大使館
カティア・モンソン商務参事官:oficome@ecujapon.jp
ダイロン・オヘダ政務担当官:ofipol@ecujapon.jp
政務部秘書:tcultura@ecujapon.jp
Tel: 03-5570-3182
なお、ご送金いただいた金額は送金手数料を差し引かれることなく、全額キューバに送られます」。
22.08.13 新藤通弘 キューバ研究室
2022/07/03 14:09
「前保守党大統領アルバロ・ウリベ」というのは違うのでは。ウリベは自由党反対派から独自政党「コロンビア第1」(その後U党、現在民主センター)を結成した。2021年は経済的および政治的安定が見られた年となった。来年はもっと良い年となるだろう。誰にもベネズエラの人々が幸福を求めているのを阻止できないし、そのような権利もない。私たちは勝利の日まで闘い続けるだろう
カストロの勝利は、もうひとつのLA左翼の勝利
https://venezuelanalysis.com/news/15399
12月1日 ベネズエラ・アナリシス
ホンジュラス大統領選挙でシオマラ・カストロが圧勝した。左派自由党は12年間の国民党支配にとどめ
をさした。(正式な発音はオンドゥラス)
シオマラ・カストロは、中米における初の女性大統領となった。対抗馬であった国民党のアスフーラに20ポイント近い差をつけての圧勝であった。
前回選挙では保守派の勝利をゴリ押しした与党も米国も、これだけの差を認めないわけには行かなかった。
ベネズエラのマドゥーロ大統領はカストロを祝福する声明を発表した。
これは歴史的な勝利です。とりわけ、2009年のマヌエル・セラヤ前大統領に対する野蛮なクーデター以来、声を上げ続けた英雄と殉教者の命と犠牲を称えたいと思います。
クーデターの後、この地を覆い続けたのは、自分勝手なネオリベラリズムの経済でした。国民の要求を無視し、政治的自由と基本的な人権を蹂躙するシステムでした。
新大統領となったシオマラ・カストロは他の中米諸国の指導者とは対照的だ。
反ベネズエラの合唱の輪に加わるどころか、マドゥーロの祝福に率直に感謝し、ボリバル革命への共感を隠そうともしない。
なぜなら、彼女はベネズエラやキューバ、ニカラグアをふくむ進歩同盟に加わり、そのために軍事クーデターで追放されたマヌエル・セラヤ元大統領の伴侶でもあるからだ。
左派自由党の国際担当書記ジェラルド・トーレスはBBCにこう語った。
セラヤ元大統領を追い出した後、政権についた保守党のフアン・オルランド・エルナンデス大統領は、フアン・グアイドをベネズエラ大統領として推挙しましたが、新政権はもうグアイドを大統領として認めることはないでしょう。
中米の左翼勢力の三連勝
ほぼ同時に行われたベネズエラの地方選挙では、与党ベネズエラ統一社会主義党が圧勝した。ニカラグアの国政選挙ではダニエル・オルテガが再選を果たした。
ホンジュラスにおける自由党の勝利は、西半球の左翼にとってさらにもう一つの勝利を意味する。
(私感:これらの圧倒的な民意を西側のメディアや市民勢力は黙殺し、「人権の名において」左翼勢力を非難し続けるのだろうか。もしそうなら、それは強烈なしっぺ返しとなって報復するだろう)
私達は、FSLNが生活向上・労働改善・平和と繁栄の政策を続けるものと確信し、ダニエル・オルテガ大統領とFSLN候補を支援した。いまはその勝利を祝うのみだ。
共産党の方針には歴史的な一貫性があります。同じ展望で—もちろん更新はされていますがー変革が試みられてきました。党員の誰一人も、国家主義体制や計画経済などは考えていません。しかし、間違いなく人民連合との歴史的な連続性はあります。私たちは多彩なやり方で人々の夢の実現に参加します。1970年代に、「もっと公正な国」を建設しようとしたのは誰だったのか。そして今日、あのときの青年たちの気持ちとまったく同じことを求めているのは誰でしょうか。
公僕として選出された共産党員は、執務を通じて市民に有効で思いやりのある態度を示しました。その結果共産主義への恐れは減少しています。
私の共産主義は「地方自治体の概念」に根ざしています。それは「権利」をみんなの権利とし、良い生活のための条件を作り出すことから始まります。地方自治体の社会的プロジェクトは、「健康、教育、そして共同の営み」から始まります。これは「民主的で開かれた共同体」を目指すプロジェクトです。
1986年のチェルノブイリ原発事故で深刻な身体的・精神的被害を受けた、ロシアやベラルーシ、ウクライナ出身の子どもたち26,000人以上が20年余りにわたって、キューバで無償の治療を受けた。この物語の主人公サーシャはそのひとりである。本作は、キューバ革命の指導者フィデル・カストロが立ち上げた人道特別プログラムへのアプローチである。医師とスタッフの証言に加え、2019年ウクライナに帰国したサーシャの近しい人々との再会、生き延びようと苦闘した子どもたちの証言、母親たちの感謝の思い、原発事故後に味わった苦しみ、そしてキューバが与えた希望を取り上げた。キューバの人々は違う言葉を話し、経済困難に直面しながらも連帯的な行動で命を救い、幾千人もの子供たちの病気を治した。
キューバでは、このところPCR検査(一日40,000件以上)による陽性者が12日間6,000人以上続いています。これまで陽性率は6%弱でしたが、6月後半から急上昇しています。キューバ政府も困難な経済状況の中でワクチンを開発したり、PCR検査だけでも2億ドル以上出費を余儀なくされています。ところが、キューバの経済を一層締め上げ、体制転換を図ろうと、バイデン政権は経済封鎖をむしろ強化し、キューバ経済はますます厳しくなっています。そのようなおり、汎米保健機構から、医薬品、試験用具、フェイス・ガード、近々12トンが寄贈されます。世界の各地から支援の手が寄せられています。私たちも、微力ではありますが、その支援の輪に加わり、キューバの主権と国民の健康を守りたいと思います。
以下に在日キューバ大使館からの支援の要請文を引用します。ご検討をお願いいたします。
友人のみなさん
キューバのパンデミアへの戦いに貢献されたいとのご意思があることを伺いました。
みなさまの心温まるご配慮に心から感謝申し上げます。ご寄付の方法については、
次の三つの方法から、ご選択ください。
1)現在、ご寄付の品物の荷物を、東京オリンピック2020年に参加して日本に滞在中のキューバオリンピック代表団を通じてキューバに送付する可能性があります。
この目的で、注射針の購入に利用するために次の銀行口座にご寄付を送金していただければと思います。
三菱UFJ銀行 堀留支店 (普)5008033
口座名義: 信英インターナショナル (株)
送金された場合、下記の担当者宛てに送金内容をご連絡ください。
キューバ大使館商務参事官秘書
メールアドレス:tcomercial@ecujapon.jp
2)寄付をモノの形でお送りすることを希望されるなら、キューバが最も必要としているのは、次の品物です。
1. プラスチック製シリンジ1 ml、23Gx針長1インチの注射針つき
2. N95マスク、もしくは同規格の品
3. フェイスガード
4. サイズがMもしくはLのニトリル手袋。ラボでのサンプリングや作業用。
5. サージカル・マスク
6. フィルター付きピペットチップ、0 ~ 10 ulと 0 ~200 ul、1000 ulのもの
7. 使い捨て医療用ガウン
8. 1.5 ml と 0.2 mlのバイアル
*1,6,7,8の品物の場合は、複雑な技術的に特殊用具で個人では購入が困難ですので、特別な機関に寄付していただくのが良いと思います。
もし、医療機器や医薬品を寄付されることを希望されるなら、事前に次の情報をお送りください。
医薬品:学術名および商品名、メーカー、製造年月日、ロット番号、有効期限、化学分析証明。
医療機器:ブランド名、製造年、電圧、サイクル、技術状態、可能なら写真を添付。
いずれにしましても、事前に当大使館に詳細をお知らせください。送付には大きさの制限があることを考慮ください。
品物送付先:送付先については、必ず事前に下記のキューバ大使館担当者にご相談ください。
3)さらに、直接キューバへの資金援助の場合の通常の口座があります。
銀行名:Banco Financiero Internacional
口座番号: 0300000005336242
タイトル: DONATIVOS POR EMERGENCIA
スイフトコード: BFICCUHHXXX
しかしながら、アメリカのキューバへの経済封鎖による制限と日本の銀行の影響により、このルートで送金できるか、保証はできかねます。
以上、みなさまのご協力に感謝申し上げますとともに、重ねてよろしくご配慮をお願いいたします。
在日キューバ共和国大使館
担当 カティア・モンソン商務参事官
米政府は、多国間貸付機関による貸付からニカラグアを切り離そうとしている。その目的は、世界銀行、国際通貨基金(IMF)、米州開発銀行(IADB)、中央アメリカ経済統合銀行(CABEI)などの貸付を止めることだ。その結果ニカラグアで資金不足を引き起こす。それはニカラグア国内に貧困を、ついで反対意見を誘発することになるだろう。
2021年4月3日(土)
私は見逃していたのですが、友人に教えられて読みました。なんともコメントのしようがないので、皆さんへの周知を促しておきます。(と言いつつコメントしてしまった)
注目すべき点のみゴシック表記しておきます。
日本共産党の緒方靖夫副委員長・国際委員会責任者は2日、党本部で、ミゲル・A・ラミレス駐日キューバ大使の訪問を受け、会談しました。
緒方氏は最初に、ラミレス大使の一昨年11月の着任に祝意を述べ、党本部訪問を歓迎しました。
大使は、新型コロナウイルスとのたたかいやワクチン開発、二重通貨の一本化に進んだ経済改革、4月半ばのキューバ共産党第8回大会、不当な締め付けを強化する米政権の政策などキューバをめぐる情勢と課題を説明しました。
この機会に、大使はキューバ共産党のレジェス国際部副部長からの緒方氏宛ての手紙を手渡しました。
緒方氏は大使の詳細な説明とレジェス氏の手紙に感謝し、その中で表明されている両党関係を発展させたいとの意向に基本的に賛成すると応じました。
さらに、複雑な国際情勢のもとで各党には独自の立場があり、意見の違いがあるのは当然だと指摘。それを含めて対話を維持することが大事だと強調しました。
大使は、さまざまな問題があっても対話していくことに賛意を示しました。
両氏は、対話を続けていくことにしました。
会談には、松島良尚国際局員とクラウディオ・モンソン一等書記官が同席しました。
サンパウロ市長選で決選投票に非PT左翼のブーロスを迎えたことは、本当に象徴的だ。なぜならサンパウロは、PTが全国政党へと上りはじめた場所だからだ。
ルラは、ブラジルの政治において依然としてビッグな存在です。しかし、彼は政治的には落ち目の状態にあり、いっぽう新世代の代表ブーロスは、上昇気流に乗っています。
2022年の大統領選挙に向け、野党が統一候補を立てて闘うことが決定的に重要です。いま、みんながそのことを熟考する必要があります。
バイデンは外交努力の一環として、ベネズエラの主要な支持者であるキューバ、中国、ロシア、イランも交渉相手に含めなければならない。
私たちは対話を支持しますが、それを脅迫や取引の手段にすることは認めません。私たちは、米国の援助を受け、キューバに損害を与えようとする人々を認めません。
私たちは、直接接触し、米国政府とその当局者から資金提供、後方支援、宣伝支援を受けている人々とは会うことはない。すでに文化省はアーティスト・グループから運動メンバーと独立したメディアを分離した。
支払うべき請求書は山程あります。その中から緊急性を要するものを選び出すのが私の仕事です。大学を運営し続けるためにエアコンはすべてストップしました。