2020年、吉村大阪府知事が大々的に打ち上げた「大阪ワクチン」は、破綻寸前だった製薬会社アンジェス(創業者&大株主が安倍元首相のゴルフ仲間)の株価を爆上げし、さらに同社には開発補助金120億円が流し込まれましたが、当初から、この、実績がほぼ皆無で、他にもいろいろ疑惑のあるこの会社にワクチン開発能力があるのか、という点が複数の専門家から指摘されていました。
金額からしても、モリカケ桜アベノマスクをはるかに上回る規模の疑惑でしたが、「一生懸命努力したベンチャーが結果的に失敗したとしても、それを責めるのは技術開発の足枷になる」という理屈で、なぜかうやむやにされてしまった事件。しかし、アンジェスは、このワクチン開発に関して、まともな報告書も論文すら出していないというのが実態。
というお話です。