1.チンパンジーにはA型とO型しかないそうだ。一方ゴリラはすべてB型だそうだ。
「血液型人間学」は類人猿には通じないことになる。

2.幼い動物は恐怖心や攻撃性を示さず、それは大脳辺縁系が前方に成長するときに現れる。とくに大脳辺縁系の中でも、あとから発生して恐怖心や攻撃性といった生体の情緒反応の抑制を解く役目をする、「13野」という部位が影響するようだ。

3.化石の記録によれば、ヒトの脳容積は過去1万5千年の間に急速に縮小している。5万年前の中石器時代の脳容積は1500ml。これに対して現代人は1200mlあまりにとどまる。

4.統合失調は双生児研究で50%の割合で遺伝することが確認されている。
統合失調は世界中のどの民族でも同じくらいの頻度で見つかる(ほぼ1%)。
つまり遺伝子のかなり古いレベルに刻印されていることが分かる。
にも拘らず、それは淘汰されなかった。リドレーはそれをクリフ・エフェクトで説明している。
つまり、人間の本質的な気質に属するものであり、程度の差こそあれ誰にでも素因はあるが、それが幻聴という形をとって発症する閾値があるのだろうという推定である。
ある意味では高血圧と似たパターンなのかもしれない。