米田佐代子さんの赤旗寄稿が面白い。
多分、ネット上には公開されないと思うので要約を紹介しておく。
見出しは
「理不尽」ゆるさない女性群像  富岡製糸場の世界遺産登録に寄せて
1.ユネスコの世界遺産登録の理由
「女性たちの指導者あるいは労働者としての役割」を評価し、近代日本の女性労働の歴史に関心を持つよう求めている。
2.富岡製糸場はエリート技術者養成の場だった
工女には士族出身者も多く、当初は週休や8時間労働が保障されていた。
3.エリート養成から「女工哀史」の時代への移行
しかしその後絹産業が拡大するにつれ、労働は強化され、労働者の人権は蹂躙されるようになった。
これを推進したのは、「生糸と軍艦」という富国強兵策を推し進めた政府・軍の要請である。
4.それにもかかわらず工女の誇りは消え去ることはなかった
初期資本主義期における女工たちの闘いは、労働運動の先進を切るものであった
(これについてはいくつかの例示が行われている)
という構成だ。
最後の結びは、こうなっている。
近代日本の黎明期を生きた女性労働者たちの「人間としての目覚め」を思い起こすことは、時代は違うがいまもブラック企業や不当解雇に苦しみながら働く女性たちにとっても、大きな励ましになるのではないか。