2022年2月24日
ロシアはウクライナから直ちに軍を撤退させるべき
南アフリカ共和国外務省
クレイソン・モニーラ| 


南アフリカ共和国は、ウクライナにおける紛争の激化に落胆している。
外交の優勢を求める声にもかかわらず、状況が悪化していることを遺憾に思う。

武力紛争は間違いなく人間の苦痛と破壊をもたらす。その影響はウクライナだけでなく、世界中に波及する。どの国もこの紛争の影響を免れることはできない。

非常に多くの発展途上国がCOVIDの大流行から脱しつつあり、ほとんどの発展途上国はいま、回復のための時間的余裕を必要としている。

国連事務総長が指摘したように、この紛争は私たちの世界の経済に大きな影響を与えることになる。

南アフリカはロシアに対し要求する。
国連憲章は国際平和と安全、および正義が損なわれないように、平和的手段により国際紛争を解決することをすべての加盟国に義務づけている。
この国連憲章の精神に基づいて、ウクライナから軍を直ちに撤退させるよう要請する。

南アフリカは、国家の主権と領土の一体性の尊重することが何よりも大事だと考えている。
南アフリカは異なる勢力の話し合いによって成立した国家だ。だから南アフリカは、危機を回避し紛争を緩和するために対話がだいじだと信じている。そして対話が持つ偉大な可能性を常に信じている。

紛争の平和的解決に対する我々の経験に基づき、南アフリカは、すべての当事者が一層の努力を払うようもとめる。そして紛争のさらなるエスカレーションを回避するために、解決策を見出すよう要請する。

紛争が勃発してしまってからでも遅くはない。
外交の扉は決して閉ざされてはならない。
この際、すべての当事者が国際法を尊重し、妥協の精神で事態に臨むことを強く求める。
紛争の激化に鑑み、我々はすべての当事者に対し、ロシアが表明した懸念に対する解決策を見出すための外交努力を再開するよう求める。
南アフリカはさらに、すべての当事者が人権を維持・保護し、国際法および国際人道法の義務を遵守することを求める。

南アフリカは、ミンスク合意などの地域的イニシアティブを引き続き支持、奨励する。ノルマンディー・フォーマット、日中韓コンタクトグループ、欧州安全保障協力機構(OSCE)の活動を歓迎する。

南アフリカは、国連安全保障理事会に対し、平和を探求する諸活動において主導的役割を果たすことを要請する。なぜなら、安全保障理事会は、依然として国際平和と安全の維持のための主要な役割を担っているからだ。
我々はまた、国連事務総長ら事務局機構も、この紛争の永続的な解決のために積極的な貢献ができると信じている。

在キエフ南アフリカ共和国大使館は、事態の推移を注意深く見守るとともに、ウクライナにいる南アフリカ国民を支援する。