Morning Star(イギリス)


左派の大統領候補アンドレス・アラウスは、衝撃的な敗北の後、ふたたび人民の政権を目指すと語る。

「たしかに今度の選挙は後退ですが、決して政治的または道徳的な敗北ではありません。私たちの行動計画は生活再建のためのプロジェクトです。だから、すべての人の未来を築くこと、そのための連帯を強めることを目的としています」

今回選挙を振り返ってみよう。

「希望の連合」(UNES)のアラウス候補は、2月7日に行われた一次選挙で32.7%の票を獲得し1位となった。

その後、決選投票までのあいだ、ほぼすべての全国世論調査で優位に立ってきた。

しかし、激しい中傷キャンペーンにさらされた。アラウスをコロンビアの武装ゲリラと結びつけるなどのフェイク・ニュースが繰り返し流された。一方、コレア元大統領や左派勢力には厳しい活動制限が加えられ、十分な反撃が果たせないままに終わった。

そして昨日の投票の結果、保守連合のラッソが52.4%を獲得し、アラウスは47.5%にとどまった。

当選後の記者会見で、ラッソは「エクアドル人は、これまでの14年間とは大きく異なる、新しいコースを選択した」と述べ、コレア時代の政策を破棄すると宣言した。

アラウス候補は、困難を跳ね返せなかった主体勢力の弱体を反省し、「進歩的な政治と社会民主主義を代表する歴史的な新しいブロックを構築する」と誓った。