3月27日、北海道AALAの事務所でとても素敵な勉強会がありました。原島則夫さんによる「アイヌの話」です。
原島さんはアイヌの出身で、北海道AALAの古参会員です。私と同じ頃に北海道勤医協に入って、一緒に仕事をしていました。その後共産党の道委員会で少数民族問題を担当していました。
今回は「少数民族懇談会事務局長」としてお話してもらったのですが、ちょっとまだ講演の全貌がまとめきれていません。
そこで今回は、赤旗道内版に掲載された「アイヌモシリ(人間が住む大地)から」という連載記事のコピーを紹介します。記事は全4回で2019年10月に掲載されたものです。

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アイヌ問題は
アイヌの土地を和人が奪った
アイヌを和人が差別した
和人がアイヌの尊厳を踏みにじり、同化を迫った
などの問題がありますが、
一番の問題は、明治維新まではアイヌ人のものとされてきた土地を日本政府が奪ったことにあります。
そして先住民であるアイヌ人の「先住権」を反古にしたことにあります。

国際法的に確認されたこの権利を改めて確認し、「旧土人保護法」の精神を捨て去り、その上で共生の道を図ることが、ロードマップのもっとも基本的な道すじです。

差別意識の清算については、あらゆる機会を捉えて粘り強く連帯意識の向上を図ることが求められることになるでしょう。