少し古いが、赤旗の1月28日号に「インドで1千万人のデモ」という記事が掲載された。
インドの闘いというのはすさまじい。10年くらい前には「牢屋に入ろう運動」という闘いがあって数十万のひとが逮捕されて牢に繋がれた。

この国のすごいいのは、これだけの規模の闘いにも関わらず、非抵抗の精神が貫かれていることだ。もちろん道路を塞いだり、列車が停まったりするわけだから、一般の人には迷惑はかけることになるが、機動隊と激突したりなどということはない。

そうは言っても、警官側が紳士的というわけではないが、それでも無駄な死者が出たりすることは少ない。

運動する主体の、覚悟の凄まじさに圧倒される思いがする。

少々長めに伊藤寿庸特派員の記事を引用する。

モディ政権が導入した農業法の撤廃をもとめる農民が首都デリーでトラクターデモを行うなど、全国で抗議デモを展開。1千万人が参加した。
この農業法は農業分野の規制緩和を狙ったものです。農業団体は、農産物の買いたたきを招き農家の経営を脅かすとして、完全撤廃を求めてきました。
去年末にデリーでの集会を開催しようと、多くの農民が地方から集まりましたが、政府は集会の開催を阻止しました。
農民はそれからの2ヶ月間、州境で泊まり込みの抗議行動を続けてきました。
厳しい寒さの中ですでに100人以上の農民が命を失いました。政府・与党はマスコミを使って、農民の抗議行動を「反国家的」「過激な反社会分子」「一部の富裕農民の運動」と呼ぶなど、中傷と分断を図ってきました。
この日は一部のデモがルートをそれて市の中心部に向かい、警官隊と衝突。警察は催涙ガスと警棒による殴打で対応しました。
農民団体は、農民の大義を傷つけることを狙ったものだ、と暴力を非難、インド共産党(マルクス主義)のイエチュリ書記長は、「今日の上お経はモディ政権が作り出したものだ」と批判しました。
マスコミの報道に惑わされず、農民と革新勢力の立場に立って取材された伊藤特派員、これを掲載した赤旗編集部に敬意を払います。

私もこれらの運動についてフォローしてみたいと思います。