2020年12月9日

国際オブザーバーの報告書より

選挙の結果

12月6日、ベネズエラの議会選挙が行われた。この選挙では、600万人以上の有権者が277人の国会議員を選出した。

中央選挙管理委員会(CNE)の発表によれば、投票率は選挙人名簿の30.5パーセントであった。

与党PSUV党を含む大いなる愛国連合が、有効投票数の69.32パーセントを得て、253人の議員を当選させた。最大の野党ブロック、民主同盟は、18.80パーセントを獲得し、18人の議員を当選させた。

選挙監視団の報告

ラテンアメリカ選挙専門家評議会(CEELA)は、「ベネズエラの国会選挙が正当に行われた」との報告書を発表した。

報告は「選挙プロセスは広範に監査され、そのシステムは効率的だった」と強調した。

CEELAは2か月前から国内での活動を始めた。13ヶ所で選挙前監査に参加し、選挙登録、データ管理、ソフトウェア、投票ノートなどをチェックした。投票の際のバイオセキュリティ・プロトコルも評価された。

米国、EUの反応

米国、EU、その同盟国は選挙を認めず、野党強硬派の支持に回った。

中央選挙管理委員会は「17か国から200人の国際オブザーバーが投票所を訪れ、投票行動を監視したを目撃した」と発表した。

国際視察団にはボリビアのエボ・モラレス前大統領、エクアドルのラファエル・コレア前大統領、スペインのホセ・ルイス・ロドリゲス・ザパテロ元首相も含まれている。

そして一部の国の干渉を非難し、監視行動への参加を拒否した米国、カナダ、および欧州連合が発表した「非承認宣言」を拒否した。