9月23日 ちょっとキュースですが…
の記事(テレスール)を紹介します。これはロウハニ大統領の国連総会での発言のうち、パレスチナ問題に関する要約です。

リード部分

「パレスチナ人民連帯の国際デー」の日、イランのハサン・ロウハニ大統領は国連総会で演説した。
彼は「パレスチナの人々が理想を達成するために、イランは強力な支援を続けるだろう」と宣言した。

ロウハニは、最近のイスラエル政権がパレスチナ人に対してとっている行動を非難した。それは拘留中のパレスチナ人の殺害、女性と子供への拷問を特徴とする囚人虐待を非難した。

さらにロウハニはいわゆる「世紀の取引」、ガザ地区の継続的なゲットー化についても強く非難した。

そして彼は、
「イスラエルの侵略を終わらせなければならない。そのための強力な解決策を見つけ出さなくてはならない。そのために、イスラム諸国と国際社会による緊急の行動が必要だ」と強調した。


パレスチナ問題の解決は西アジア諸国の責務だ

ロウハニ大統領はこう述べた。
「イラン・イスラム共和国は、国際社会に訴える。シオニスト政権は子供を殺害し、人々の生きる権利を侵害している。それはこれまで何度も採決された国連決議の規定に違反していると。私達はこれらの非人道的犯行を許さない。国際社会に対してともに立ち向かうよう要請する」

そしてこう強調した。

「平和で安全な西アジアは、長期にわたって続いてきた紛争を確定的に終結させ、公正で永続的な平和のシステムを構築することによってのみもたらされるだろう。だから平和で安全な西アジアは、パレスチナの問題が解決されるまで達成されないだろう。
パレスチナ問題の解決とは、パレスチナ領土の占領・押収行為が停止され、奪われたすべての領土が戻され、パレスチナの人々に自己決定権を与えることだ」


シリア・レバノンの政情不安はイスラエルの策動のため

ロウハニは、イスラエル政権こそが、西アジア地域の平和と安定を危険にさらしている最大の危険だと指摘した。とくにシリアとレバノンで攻撃的な行動と政策を採用していると非難した。

またイスラエルが大量破壊兵器の生産計画を密かに推進していると批判した。


国交正常化は「大義への裏切り」

イラン大統領は、最近、西アジア地域のいくつかの国がイスラエルとの国交正常化で合意したことについて、「到底受け入れがたいこと」として拒否した。

かれは、「テルアビブの政権がパレスチナ人に対する非人道的な行為を強めているというのに、それと妥協する行為はなにを意味するか。それはパレスチナ人の大義への“裏切り”そのものだ」と述べた。

9月、バーレーンとアラブ首長国連邦(UAE)が、イスラエルとの関係を正常化するための協定に署名した。それもホワイトハウスで、ドナルド・トランプ米大統領の監視の下で署名した。これ以上の屈辱があるだろうか。

イスラエルのメディア、アルーツ・シェバによれば、トランプは首長国(UAE)に一段の努力をもとめている。すなわち彼らが政治的影響力を発揮し、他の国々にも同じことをするよう圧力をかけることだ。

この間のスーダンの動きは、そういう意味で象徴的だ。最近、スーダンは湾岸諸国に続きイスラエルと数週間の対話をおこなった。それにはワシントンが重要な役割を果たした。スーダンは結局イスラエルと和解した。

ロウハニは語る。「パレスチナ人の権利を無視することは、占領地の状況を悪化させるだけにとどまるものではない。それはパレスチナ地域だけではなく、西アジア地域と国際的な安全保障に、広範囲にわたる深刻な結果をもたらすだろう」