ニカラグアのハリケーン被害に緊急の支援を呼びかけます

現地時間で16日の午後10時40分、カテゴリー5(上陸時4)のハリケーン「イオタ」Iotaがニカラグア北東部に上陸した。ニカラグアを襲ったハリケーンとしては、観測史上最も強い勢力だった。

ニカラグアは、2週間前にもカテゴリー4のハリケーン「エータ」が上陸し、甚大な被害を受けている。上陸場所はたった24キロしか離れていない。

ニカラグア政府は、80,000家族がイオタの影響を受けると推定し、直接影響を受けた地域に3,500人の医療従事者、2,350人の警察官、365人の消防士を配置した。

ロザリオ・ムリーリョ副大統領は、生命を守るために必要なすべてのことを行った。全国で4万人が避難したと述べた。

2つのハリケーンは、コロナウイルスのパンデミックで苦しんでいるこの時期にこの地域を襲った。

先住民の漁師であるエンリケ・ロメロは、木枠の家がイータに流されるのを見つめていた。彼は衣服、テレビ、わずかな貯金を失った。

「風、雨はとても強いです。周囲の海の音が聞こえます」と住人のシラ・ダウンズは語った。「これはイータよりも悪くなるでしょう…神が私たちを憐れんでくださることを願っています」

11月25日報道追加分

18日 ムリージョ副大統領、少なくとも16人が死亡したと発表。被災者は40万人を超え、5万人以上が避難中。カリブ海沿岸部は約99.5%が停電に見舞われている。

19日 土砂崩れや洪水による死者は少なくとも18人以上に達した。16万人以上が避難を余儀なくされている。政府の担当者は「少なくとも過去40年で最も強いハリケーンだ」と指摘する。

21日 ニカラグアで21人の死亡が確認された。

25日 ニカラグアのアコスタ財務相は、ニカラグアで44,000近くの家屋が全体的または部分的な被害を受け、7億4300万ドルの経済的損失が発生したと発表。

25日 国連人道問題調整事務所(UNOCHA)、ハリケーンイータで中米7か国の約300万人に影響を与え、最大55億ドルの被害をもたらしたと述べた。

25日 米州開発銀行(IDB)、中央アメリカ全体を襲ったIotaにかんして17億ドルの援助を約束。

支援の相談はAALA事務局へ