11月11日 Today's Debate


Opposing View: But the lesson is not to abandon Medicare for All, Green New Deal, living wages, criminal justice reform and universal child care.

バイデンの勝利は民主主義と科学の勝利

全米の進歩勢力は、ジョー・バイデンを大統領に選出するために多くの努力を費やしました。私はそれをとても誇りに思っています。

ここで明確にしておきたいのは、この選挙が2人の候補者間の通常の競争ではなかったということです。

それは通常よりもはるかに重要な選挙でした。

それは、“私たちの民主主義” を維持し、法の支配する社会を守り、科学の正しさを信じるための選挙でした。

それは、ホワイトハウスの内側にはびこる “病的な嘘” を終わらせるための選挙でした。

そしてアメリカ人は、記録的な投票率で、ドナルド・トランプ大統領を拒否しました。

その人種差別、性差別、同性愛嫌悪、外国人排斥、宗教的偏見、権威主義を投票という行為によって拒否しました。それはとても良いニュースです。


下院と上院での停滞を革新派のせいにする親企業派

それでも、正直なところ、下院と上院での選挙結果は期待外れでした。

ジョー・バイデンが500万票以上を獲得して勝利したのに、民主党は下院でいくつかの議席を失いました。上院でも、これまでのところ1議席しか増やすことができず、過半数は達成できませんでした。

現在、この結果を巡って民主党内で一部の人々が非難を繰り返しています。

企業よりの民主党員は、彼らのいうところの極左グループ、例えば「みんなのメディケア」とか「緑のニューディール」のおかげで、上下議会選挙で負けてしまったと攻撃しています。

下院と上院での選挙敗北のためのメディケア・フォー・オールやグリーン・ニューディールのようないわゆる極左政策を攻撃しています。それはとんでもない間違いです。


実際の中身は革新派の躍進

ここに動かしがたい事実があります:

►今度の選挙には、メディケア・フォー・オールに協賛する112人が立候補しました。そして112人全員が当選しました。

►同じく、グリーン・ニューディールの協賛者98人が今度の選挙に立候補しました。そのうちのたった1人だけが、残念ながら負けました。

パンデミック時に国民皆保険を支援することは、たんに良き公共政策の選択にとどまるものではありません。

気候変動による地球の脅威に直面しているいま、再生可能エネルギーへの大規模な投資を実施することは、公共政策のあれかこれかを選ぶのではありません。

それは総体としての良い政治を選ぶことなのです。


医療・環境・雇用は国民共通の願い

フォックス・ニュース社(社会主義どころか保守の牙城)が投票所で出口調査を行っています。これによると、有権者の72%が「政府が運営する医療計画への変更」を支持していました。

また有権者の70%が「グリーンエネルギーと再生可能エネルギーへの政府支出の増加」を支持しました。

教訓は、「みんなのメディケア」、「グリーンニューディール、生活・賃金・仕事、犯罪に関する司法改革、無差別な育児支援など、国民のための政策を放棄してはならないということです。

そうではなく、いますべての働く人々が感じている経済的困難や絶望について議論し、手を打つことです。

黒人、白人、ラテン系、アジア系、そしてネイティブのアメリカ人。多くの人々は傷つき、助けを求めて叫んでいます。 

私たちはこの声に応じなければなりません。


各州での住民投票について

アメリカ全土で、有権者は進歩的な政策を承認しました。それは何百万もの人々の生活を改善するための方針です。

►フロリダの有権者は、最低賃金を1時間あたり15ドルに引き上げる法案を可決しました。

►コロラド州民は、12週間の有給の家族休暇を提供することに投票しました。

►アリゾナ州は、公教育への資金を増やすために、25万ドル以上を稼ぐ人々への増税に賛成しました。

►アリゾナ、モンタナ、ニュージャージー、サウスダコタの有権者は、「麻薬戦争」からの脱却に投票し、マリファナの合法化を承認しました。

アメリカの人々は億万長者とウォール街がどんどん豊かになるのを見てきました。もううんざりです。

退役軍人が路上で眠り、私たちのインフラが崩壊し、若者は借金が返せずに学校を去っていきます。

彼らは、ほんの一握りの人のためでなくでなく、すべての人のために働く政府を望んでいます。

 それは正しいことであり、道徳的なことです。

それが民主党にとって、選挙に勝つ唯一の方法です。



AALAニューズ向けの話題ではないのですが、選挙の評価をふくめたサンダースのきちっとした発言が、日本語の世界にはまったくないので、ここに紹介しておきます。
過去最多となったバイデン票を押し上げたのは、左派陣営の無私の頑張りだったことがわかります。
いっぽうで上下両院議員選挙で民主党が伸び悩んだのは、国民の声を受け止めきれなかった企業寄りの候補が落選したことを意味します。(サンダースはそこは言葉を濁しているが…)
つまり「エスタブリッシュメントはもはやアメリカで単独支配するのは不可能になった」ということが証明された、ここに今回の選挙の歴史的意義があります。
一方、トランプ善戦の原因は、エスタブリッシュに不満を持つ層を彼らなりの(間違った)方法で掘り起こしたからです。
だからバイデンとエスタブリッシュメント層は選挙に勝ったからといって、「はいご苦労さん」とサンダースたちを投げ捨てるわけには行かないのです。一旦トランプに流れた人々を政権の側に戻すには、右翼ではなく左翼との連携が必要です。このジレンマが今後バイデンを苦しめることになるでしょう。