いつもお世話になっている新藤さんのニュースの紹介です。

まず報道内容から

8月15日、米政府は公海を航行中の石油輸送タンカー4隻を拿捕した。
これらのタンカーは約100万バレル、4億円のガソリンを積んでベネズエラに向かっていた。
米政府は、「友 好国の協力を得て」拿捕したと発表したが、詳細は明らかでない。
押収されたガソリンはヒューストンに送られた。

なぜこのような事件が発生したのか。

司法省はベネズエラ向けのガソリンについて禁輸措置をとっている。理由はマドゥーロ政権が独裁的で、非適法的な政府であるからだと説明されている。
しかしタンカーは公海上を国際法上の違反なしに平和に航海しているのだから、上記の理由で拿捕することは、それ自体が戦争行為あるいは海賊行為に等しい。
そこで司法省は7月に、連邦地裁に対してベネズエラ向け貨物の差し押さえ許可をもとめた。それが今回認められてことから拿捕に及んだということだ。
つまり禁輸措置という制裁行動には、第三国への禁輸おしつけもふくまれるということになる。
米司法省によればタンカーはイラン革命防衛隊が運航にあたっていた。イラン革命防衛隊は米国が「外国テロ組織」に指定している。したがってこれは反テロ行動の一環だ、と主張しているようだ。

赤旗はこの事件を以下のように報道している。
米政府はベネズエラの マドゥーロ 反米政権を『正統性がない』 と見なし、
(その結果)同政権を支援するイラ ンとともに石油禁輸を含む制裁を科しています。
そして、それが国際法上から見ても明白な違反であり、ベネズエラ国民に無用な苦しみを与える行動であること、間違った見解に基づく間違った行動であることには言及していない。

この論理で行けば、いずれキューバ制裁も是認するようになるのかも知れない。