厚労省というのは本当に大変な組織である。厚生行政と労働行政は独立した大きな仕事である。
コロナを見てみればわかる、PCR問題、収容施設問題、院内感染防止問題、など医療面でも課題山積であるのに、雇用助成金などもやらなければならないというのでは体がいくつあっても足りない。
ところが、この間の衆参両院の予算委員会質疑を聞いていると、加藤厚労相なら平気でこなせることがわかる。
やれません、やりません、やる気はありませんの三点セットですべて終了である。
この人には、なにか積極的に取り組もうという気はサラサラない。その日をなんとかしのいでいくこと、間違っても言質は与えないこと、このことだけ守って任期をまっとうすればOKということだ。
この人はもともとが大蔵官僚である。今回の内閣人事では財務省が幅を利かせているようだが、加藤も財務省から厚労相に送り込まれた刺客なのかもしれない。
この間、PCR問題で厚労省の審議官という人がNHKの取材に応じていた。平気で嘘をつく。「厚労省はPCRの適応拡大に注力してきたが、行政末端がなかなか反応してくれない」というのだ。
こういう連中が霞が関を取り仕切っている。彼らにとって加藤厚労相は、まことに使い勝手の良い衝立てであろう。
色々事情もお有りと思うが、とりあえずは早くお辞めいただくことが一番だ。総理への道は絶たれたとお考えいただきたい。



最近は随分と便利になったもので、審議官の発言がそっくりネットに残っている。

「NHK クローズアップ現代」というシリーズで、「新型コロナ どう増やす? PCR検査」という4月28日(火)の放送だ。
中身はここで読める。今なら「見逃し配信」も見られるようだが、腹が立つので見ないほうが良い。


迫井正深さん(厚生労働省 審議官)

(状況が変わったので、それに応じて)
判断を少し弾力的にやっていかなければいけない。…その弾力的な判断がまだ浸透していない。
私たちは何度も注意喚起(してきた)
一方で、どうしても検査の件数が限られるので(現場が)絞っていくっていうのは事実です。
(今後は)医師会の適切なご判断のもとで好循環を作っていきたい。

武田:確認ですが、医師が判断して必要だと思われた患者さんについては、すべてきちっと検査をしていくと。そういう態勢は今、できているんだということでよろしいでしょうか。

迫井正深審議官: 現時点で必ずそれが、基本はその通りだと思います。医師が判断したものは必要だという必要性が当然あるという前提でありますので、そういった検査をしっかりやっていくということが基本だと思います。
答えになっていないどころか、日本語にもなっていない。質疑応答を準備していなかったということなのか。

武田:今やろうとしているような検査の拡充であるとか、どうも少し後手後手に回っているんじゃないかなというような印象も禁じ得ないんですけれども、そこはどういうふうに振り返って感じていらっしゃるのか。

迫井正深審議官: すべて完璧だということではない。
必要な対応はやりつつ、(PCRについても)スピード感をもってやってほしい、という指摘と思う。
そのためにも感染実態をしっかり把握することが必要だ。

「不安がある、だから検査をしたい」というのはだめだ。(これからも)PCR検査そのものの性質、限界を理解して対象は制限する。

未だにクラスター解析が本筋で、PCRは二の次だという認識だ。これには誰か裏がいる。それも相当強力な官邸筋と強くつながった人物がいる。この人物を洗い出して、早急に排除しなければならない。