もう疲れたのでロシア旅行の話はやめます。とハイっても旅行の話はほとんど書いていません。
さいごにマリンスキー劇場と「眠れる森の美女」の話だけ書いておきます。後はどうでもいい話ばかりです。

強調しておきたいのは、「これは旅行会社の出血大サービスだ」ということです。

たとえ2線級だとしても、これはとんでもなくすごいことなのです。ツァーのオプションでついていて1万6千円なのです。こんなオプションは絶対にありえません!

例えば楽団だけ日本に来て演奏会やれば、それだけで1万6千円です。それを伴奏にして、豪華バレー団がこれでもかと踊りまくるのです。

これが東京に引っ越し公演すれば軽く4万円です。しかもそれを初演の地ペテルブルクのマリンスキーで見られるなら、6万でも7万でも出すでしょう。

天井桟敷ならそれはそれで相談ですが、1回の平土間席の後ろから5列目、貴賓席の真下です。どうします?

しかも!! コロナ騒ぎで、今日を限りに当分閉鎖ということならこれはプレミア付きです。そとで切符をプレミア付きで売ったら10万出しても買う人がいたでしょう。

もっといいましょう。ではなく、もっと言ってもらいましょう!

というページがあります。

眠れる森の美女は、チャイコフスキーのバレエ音楽の中で最も演奏時間が長く、全曲を通した上演には普及している縮小版でも優に2時間を要します。原型に基づく上演の場合、上演時間は3時間に及び、マリインスキー・バレエだけが上演している本格的な眠れる森の美女の上演時間に至っては4時間にも及びます。

そうなんです。私たちの公演ではこれにいつ果てるとも知らない、長いカーテンコールがあって、11時半になって、さすがにつきあいきれず帰ってきました。

正直言ってバレエというのはわかりません。むかしテレビの出始めの頃「バレエへの招待」という連続番組があって、芦原英了さんが司会をしてパ・ド・ドゥとかなんとか解説していましたがさっぱりわかりませんでした。憶えているのは長門美保さんというプリマが、不気味なほどすごい大根足だったということです。

とにかく長い。幕間には2階の待合に行ってグラスワインを貰ってきました。ただです!

フラフラと館内を回ってきましたが、とにかくすごい。暗さが半端じゃないのです。昭和じゃなくて明治の暗さなのです。

むかし子供の頃白熱電灯だけで照らされた大広間に入ったことがありますが、あの明るさと暗さの対比。灯影はほとんど暗闇なのです。出来た頃はまだ電灯でなくてろうそくだったのかもしれない。

座付きの管弦楽団がまたすごい。3管編成なのでしょうか、とにかく狭い劇場には不釣合な音響です。
バイオリンソロなど、まるで耳もとで弾いているみたいな音量です。

とにかく「もうこれで死んでもいい」くらいの音空間に浸ることが出来ました。極楽、極楽!
(その割にはカネ、カネばかりですね)