2回めを迎えて、志位さんの綱領改定の講義がますます冴え渡っている。
志位さんの批判の刃は鋭く、快刀乱麻、とどまるところを知らない。
わたしごときオールド・ボルシェビキには、我が身を苛まされる如きマゾヒスティックな快感すら覚える。

今更ながらの話になるが、2000年を迎えるにあたって「来たるべき世紀」の物語は語ったが、20世紀論を語り尽くさなかったことが後悔される。

とくに今回ロシアを旅し、独ソ戦とペテルブルクの包囲戦の実相を知るに及んで、ファシズムというのが20世紀を彩る最大の出来事だったということ、ファシズムとの闘いこそが、民主主義論にヒューマニズムという価値観を付加し、「現代民主主義」の考えを強固にささえていることを実感した。

思えば、20世紀は戦いの世紀だった。本当に数々の戦いがあり、それを世界の民衆は戦い抜いた。そして私達に平和の時代を引き継いでくれた。

ボルシェビズム、スターリン主義、毛沢東主義… いろいろ言われておりそれらに対する批判はまことにもっともなことではある。我々は苦渋を以て「社会主義の失敗」を認めなければならない。

しかし、それにも関わらず、ソ連や中国の人民は多大な犠牲を払って、世界からファシズムを放逐する闘いの先頭に立った。その事を忘れるべきではない。

その事実に思いを致し、その戦いに敬意を払うことは、現下の政策に批判を加えることとはまったく矛盾しない。むしろその敬意こそが、ソ連や中国を批判するうえでだいじな背景となっているのである。