記事の途中に突っ込んだが、別記事として起こしておいたほうが良いと思い、別途上げることにした。いわば記事の解説用の脇コラムだと思ってください。

南基正さんの主張の土台には、「戦場国家」ー「基地国家」という地政学的把握がある。
東アジアは、依然として朝鮮戦争で形成された地政学的状況に規定されており、いわば冷戦体制を引きずっている。

朝鮮戦争において半島の南北は前線国家となり、日本は基地国家となった。これはアメリカから見ての関係であるが、それが日韓両国を関係付けるメカニズムともなっている。

しかしこれは偽りの関係であり、他律的な関係でもある。この歴史付けられた不幸な関係を解きほぐすことが、東アジアの真の協同にとって不可欠な課題である。

これは私の感想だが、昨今の日韓関係論に鑑みて、この基本的視点を握って離さないことの重要性を確認すべきだろうと思う。

あえて誤解を恐れずに言おう。

この基本関係に比べれば、日帝支配や慰安婦・徴用工の問題は過去の関係に過ぎない。それらは歴史問題(の一部)として、時間をかけて相互理解を深めるしかない。

もし前向きに関係改善を図るのなら、非核・平和の構造づくり、アメリカへの従属との決別、中国もふくんだ多国間主義の関係づくりが基本となる。

韓国の自覚的な進歩勢力はすでにそのような認識に到達している。

その際は欧州で独仏の同盟が基軸となったように、日韓の平和友好がキーポイントにならざるを得ない。

日本が東アジアの現実をリアルに地政学的に捉えるならば、日韓が連帯し、中国・北朝鮮と一定の緊張をはらみながらも共存・共栄を図るという道すじしか描けないのではないだろうか。

詳しくは下記の記事、とくにその3をご参照ください