ブロックチェーン(Blockchain)その2
2019-04-27 小俣淳平
#0 ビットコインを知らずしてブロックチェーンは語れず
「いや、ビットコインじゃなくてブロックチェーンが知りたいんですけど」
その気持ちはよくわかります。しかし、ビットコインとブロックチェーンは密接に関わっているものなので、ビットコインを知ることはブロックチェーンを知ることにも繋がります。
ビットコインは2008年にサトシ・ナカモトによって考案されたデジタル通貨です。名前は日本人のようですが、その正体は謎に包まれています。
ビットコインは国家が管理しなくても機能する「お金」として設計されました。これを自律分散型デジタル通貨と呼びます。
そして今まで約10年間一度もそのシステムがダウンしたことがありません。
最近は仮想通貨ではなく「暗号資産」(Cryptoasset)と呼ばれるようになっています。
#1 ブロックチェーンをなんとなくイメージする
世界中のスマホやパソコンが繋がって、蜘蛛の巣のようになって地球を覆っている、皆さんも想像しやすいインターネットのイメージです。
ただその繋がり方が、従来の一般的なインターネットとは違います。
どこかのサーバーにみんなが繋がっているのではなく、個々のパソコン同士が個別に繋がってネットワークを作っているのです。
そのネットワーク上で、正しい取引データを記録した台帳を、みんなで共有し、確認していきます。
そして確認した記録を一区切りにして1ファイルにまとめます。これをブロックといいます。
このブロックはどんどん増えていくので、それを時系列でつなげていきます。みんながその取引の履歴を確認しているので、みんなが安心して取引できるのです。これがブロック・チェーンです。
このようにすると、国や銀行が信用を与えなくても、大勢の人の相互信用で「お金」を作り出すことができます。
#2 ブロックチェーンのメリット
「銀行があるんだから、ブロックチェーンををわざわざ使う必要はない」と思うのは間違いです。
ブロックチェーンにはいろいろメリットがあります。それは銀行などと比べて分散型であることが関係しています。
ただし、このメリットの説明は、原理的にはそのとおりであるにせよ、現実にはまだ信じられないところがある。
連載かと思いきや、記事はこれで終わりである。
もう少し関連知識が必要なようだ。
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