高天原=朝鮮説の系譜

私が日本書紀を読み解いて高天原・大八洲朝鮮説を書いたが、じつはこの考えは以前からあったもののようだ。

ネット上の文献を拾ってみる。


これはウィキペディアの項目の一つとなっている。
慶尚北道高霊郡の加耶大学校内にある石碑。「天津神が住む高天原」と記載されている。

韓国側の主張らしいが、根拠はほぼ語呂合わせレベルである。

2.宮崎からの移住説


これは九州南部の縄文文明が鬼界カルデラ爆発を受けて朝鮮に渡ったというものだ。
可能性としてはありうるのだが、「日向に住んでおられた天皇家のご先祖も朝鮮半島に渡られた」となるとさすがに「見てきたような」話だ。

神話の系統、ハプロタイプなどからは否定される。

3.古田史学
高天原は朝鮮南部にあり、日本に渡洋攻撃を仕掛け、ニニギノミコトが九州北部に“降臨”し出雲を国譲りさせた。
というのがあらすじだ。
ほぼ妥当だと思うが、「芦原中つ国」と高天原とを同一視するのは、合点がいかない。
天つ国を"海人(あま)族"の住んでいる地域と読み込むことにも疑問がある。


ということで、3が最も有力だ。というよりほかは学説の名に値しない。それ以外にも、あまり強い根拠はないが、南部朝鮮説を示す文献はかなりある。
もちろん考古学的な裏付けのない話なので、どうとでも言えるのだが。内地の各地を比定する説に比べれば妥当性は高い。