この際、高齢者ドライバーの一人としてはっきり言わせてもらう。
事故の本質は「高齢者事故」ではなく、「自動車の暴走事故」だ!
1.高齢者事故の原因はブレーキとアクセルの踏み間違いではない!
2.事故の原因はブレーキをかけることができなかったためだ!
この2つは明らかに違う。1.の場合はドライバーの責任だ。しかし2.の場合は自動車の欠陥による。すなわちメーカーの責任だ。

以前、車には3つのブレーキがあった。
AフットブレーキとBエンジンブレーキとCハンドブレーキだ。もう一つ、ブレーキではないが、Dクラッチを切るという逃げ道もあった。
いまBもCもない。Bがなくなったのはオートマになったから仕方がないが、Cをなくしたのは自動車会社だ。
かくして、一度踏み間違えたら対応の手段は消滅する。失敗してしまったらもうそれをカバーする手段がない。こういうのを非可逆的・致命的欠陥というのではないか。
せめてパーキング・ブレーキの使い方を自動車学校で指導すればもう少しなんとかなるかもしれないが、教えている気配はない。

つまり自動車会社は自動車を欠陥品へと改造したのだ。その安全軽視の思想が「踏み間違い」という「制動失敗」事故を多発させているのだ。これは自動車会社による「未必の故意」と言わざるを得ない。

メディアはもっと事故を分析してほしい。「踏み間違い事故」は、「高速道路の逆走」とは別の範疇の事故のはずだ。それは統計をとるまでもなく、決して高齢者に特有の事故ではないはずだ。

ハンドブレーキを廃止した自動車会社の責任をもっと厳しく追求すべきだ。