本日の赤旗お悔やみ欄に、花田克己さんの訃報があった。
山口県党南部地区委員長、詩人会議役員とある。
50年ほど前、「詩人会議」誌の購読者だったことがある。なにか聞いた名前だとネットを検索した。
bookface’s diary
というサイトで、

坑夫の署名 花田克己詩集

が紹介されている。そこには本の表紙写真も掲載されている。転載しておく。

1969年12月、飯塚書店から刊行された花田克己(1931~)の第3詩集。

 この詩集は、私の三冊目の詩集である。しかし第一詩集『おれは坑夫』、第二詩集『うまい酒』の主な作品とそれ以後二年半の主な作品を一冊にまとめたものである。私の四〇年近い生涯と、ほぼ二〇年の詩作活動のひとつの決算とも言えるものである。
 既刊の二冊の詩集はいずれも私が所属していた「宇部詩人集団」が発行してくれたものであり、地方での出版であった。しかしさまざまな援助によりかなりひろい反響を得たことは私にとって大きな励ましとなった。だが地方での出版という枠から免れることのできない面もあった。それだけにこの詩集は私の第一詩集という側面もあり、全国的な批判を是非するどく寄せて下さるよう読者のみなさんに切望するものである。
 しかも出版される現在が、歴史的な一九七〇年闘争のさなかという光栄をになっていることに重大な責任を痛感磨るのである。いまはただこの詩集が七〇年闘争にほんの少しでも寄与できるものであってほしいと願うのみである。(「あとがき」より)

 むかし宇部には筑豊炭田につながる鉱脈の上に炭鉱があったから、そこに関係していたのだろう。
別のサイトにはこんなうたがある。

宇部興産炭鉱労働者のうた


【作詞】花田克巳
【作曲】荒木栄

1.瀬戸内海の海底深く
  九州むけて掘り進み行く
  宇部と小野田の四つの炭鉱を
  流れる汗で一つに結ぶ

2.仲間の流した血のしみこんだ
  多くの友のいのちを呑んだ
  ボタの埋め立てかなしみこえて
  今日も夕日が彩っている

3.米騒動の闘いのなか
  倒れていった先輩たちの
  いのちはわれらの血潮にとけて
  あすを明るく染め上げている

4.スクラム組んだおれたちの顔
  ひとつひとつに朝陽が映える
  長い歴史と明日への希望
  こめてひらめく組合旗

  われら闘う宇部興産炭鉱労働者

長い間ご苦労さまでした。


ついでで申し訳ないが、お悔やみ欄の隣の人物、佐合義広さんは義弘さんの間違いではないか?
多分、イールズ世代の人ではないかと思う。