という論文にドイツのアルントという人の説が紹介されている。
これぞ私のもとめていたものだ!

とりあえず、リード部分を紹介しておく。

マルクスの経済学批判の構想(プラン)は,1.「資本」から始まり,2.「土地所有」,3.「賃労働」,4.「国家」,5.「国際貿易」,を経て,6.「世界市場」に至る。

これは,ヘーゲルの「市民社会」から「国家」に至る『法の哲学』に対応するものである。
したがって,マルクスの『資本論』はヘーゲルの『法の哲学』との対応においてこそ,検討されなければならない。

それに対して,ヘーゲルの『論理学』とマルクスの『資本論』は(これまで強い影響が指摘されてきたが)、理論のレベルが異なり,マルクスの『資本論』からヘーゲルの『論理学』を批判的に乗り越えた「論理学」を見出すことはできない。

ヘーゲルの『論理学』ではなく、『法の哲学』とマルクスの『資本論』との対応について検討するべきである

と、アルントは主張する。