演題 「サンダース・コービンのめざす社会主義」

はじめに
今サンダース議員の唱える「民主的社会主義」が話題になっている。
サンダースの「社会主義」は「社会第一主義」である。「個人第一主義」はやめようということだ。
むかし「健全なる心は健全なる身体に宿る」と言われたが、本当はこう言うべきであろう。
健全なる心は健全なる社会に宿る
この「健全なる社会」を築き上げることを政治の第一目標にしようというのが社会主義である。

格差社会と対決する社会主義
世の中、人の能力や仕事の性質で収入が異なってもおかしくはない。しかし1%の人が99%の富を独占するのは、能力社会ではなく格差社会だ。99%の人がそれなりに暮らしていればいいが、貧困がもたらすさまざまな問題に苦しんでいるのであれば、それは間違った不正な社会だ。
それを治すことから始めようという運動が社会主義だ。

格差社会がもたらしたトランプ現象
世の中は景気が悪くなるとギスギスしてくる。利己的になって、些細なことで喧嘩を始める。それが集団化すると「いじめ」も出現する。トランプ現象はそれが原因だ。ただしトランプは大金持ちであり、貧しい人の心の歪みを利用しているだけだ。
トランプ現象にはもう一つの側面がある。貧しいがまともな人達は、「みんながまとまって格差社会に立ち向かわなければならない」と思うようになる。富裕層は、その人たちの声が大きくならないように、貧しい人の心の歪みを増幅するのだ。そしてこう叫ばせる「社会主義者は出てゆけ!」

格差社会と戦い続けたサンダース
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63年にシカゴ南部の黒人地区で公民権を要求して座り込み、警官に排除される髪ふさふさのバーニー

彼はルーズベルトの崇拝者だ。ルーズベルトが勤労者・中間層を擁護し、大企業と対決したことに共感している。いわば「遅れてきたニューディーラー」だ

サンダース派を支える若者たち
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 私は裕福な家庭ではなく、自宅の郵便番号で運命が決まるような場所に生まれた

28歳のヒスパニック系女性で、タコスの屋台の売り子をしていた。その彼女が民主党のニューヨーク選出下院議員の候補になった。
こんな話が沢山飛び交っている。サンダースブームがふたたびやってきたのだ。
追加: その後マサチューセッツ州でもカシオ・コルテスと同じ傾向の若い黒人女性アヤンナ・プレスリーさんが民主党の予備選に勝利しました。この選挙区では共和党が立候補していないので。自動的に下院議員に当選です。