MDの吸い出しをやっていたら、昔よく聞いた懐かしい演奏があった。「バイオリン弾きのベーチョ」というので、ウルグアイ出身のフォルクローレ歌手アルフレド・シタローサの作詞作曲である。
やっと覚えたYouTubeアップロードを忘れないためにアップした。
少し調べようと思ったら、曲名が間違っていたようだ。正解は「ベーチョのバイオリン」だった。

「ベーチョのバイオリン」については西村秀人さんの「Cafe de Pachinto blog」に非常に詳しい説明がある。

探すのにちょっと手間なので、こちらに引用させていただく。

この曲の作者はウルグアイの歌手アルフレード・シタローサだ。本人の演奏は容易に入手できる。

「ベーチョのバイオリン」El violín de Bechoは…実在の人物に取材した曲。

シタローサの親しい友人でクラシックの名バイオリニストでもあったベーチョことカルロス・フリオ・エイスメンディの話である。…彼がバイオリンを弾き始めた頃の少年としての苦悩がテーマになっている。

西村さんの訳詞も載せられているが、あまりピンとこない。月田秀子ファド慎楽部に別訳があるのでそちらを

ベーチョは楽団のヴァイオリン弾き

子供っぽい顔も 弾くときには立派にみえる

だがかれは辛いヴァイオリンしか特ち合わせない

ベーチョには辛いのだ

その愛情と同じように 子供っぽいヴァイオリンが

ベーチョのほしいのは

悩みや愛を呼んだりしない大人のヴァイオリン


べーチョは自分のヴァイオリンが好きじゃない

けれども感じる ヴァイオリンの呼び声を

夜になると 後悔して

悲しいひびきにまた惚れこむ


木でできた栗色の蝶々

がっかりしている赤ん坊のヴァイオリンは

弾かれず黙っているときでも

べーチョの胸のうちに鳴りつづける


生と死 ヴァイオリン 父と母

ヴァイオリンは歌い ベーチョは風になる

そしてべーチョはもう楽団の中では弾けない

愛することと歌うこと、 それはあまりにも辛いから

この演奏はむかしNHK-FMでやっていたラテンアメリカ音楽の番組からエアチェックしたもの。ずいぶん元の音質よりは落ちている。

解説をうろ覚えしているのだが、たしかニューヨークで歌っている無名歌手をどなたか日本人が録音して、放送したものではなかったろうか。


実は本家よりこちらのほうが好きなのだ。