「思い出倉庫」を作るためには、クラウドサービスというものの知識が必要なようだ。
この年でスマホも使えない人間が手出しするような話ではないが、さりとて身の周りに親切に教えてくれるような人もいなくなった。
仕方ないのでやれるところまでやってみることにする。

Cloud か Crowd か
まず言葉のところから。
ウィキで「クラウド」をひくと、
英語のCloudまたはCrowdから、様々な略語や略称として多用される。
と書いてある。
Crowd の方はソーシングとかファンディングとかでソーシャルな方のクラウドで、私のお目当ての方は雲の Cloud の方らしい。
① クラウドコンピューティング (Cloud Computing) の略称。
② クラウドサービス - クラウドコンピューティングを利用して提供するサービス。
③ クラウドストレージ (Cloud storage、またはオンラインストレージ) - オンラインでファイルを保存するサービス。
が検索対象にあげられている。
つまり概念としてのクラウドコンピューティングをまず知り、その応用としてのクラウドサービスという技術を学び、最終的にクラウドストレージという手法を身につける、というのが学習コースのようだ。
クラウドの項目にはそれしか書いてないので、まずは① クラウドコンピューティングに進むことにする。

クラウドコンピューティング
まず定義
インターネットを経由して、コンピュータ資源をサービスの形で提供する利用形態
とあるが、これってインターネットそのものじゃん。膨大な情報を利用できるサイトというのがあるから(たとえば北大みたいに電子化の進んだ大学図書館とか、YouTubeとか、グーグル翻訳とか、窓の杜とか…)
この文章の後ろの方にもこう書いてある。
ネットワーク経由のコンピュータ資源利用自体は、1950年代のコンピュータ黎明期より行われており基本的には新しい技術ではない。
ただ従来の概念と異なるのは、大規模インフラ(スパコンレベル)の活用機会が個人や小規模グループにも開かれたところにある。グーグルの出現したときに、小さなプロバイダーのちっぽけなサーバーと電話線の遅さに苛ついた我々が驚愕したところである。

定義はさらに進むが、ますますわからなくなるのでとりあえず省略。
クラウドサービスプロバイダーというのがあって、そこでただで提供される諸機能を総称したものらしい。
SaaS と PaaS と HaaS に分類され、SaaS というのはライン上の無料ソフトみたいなものらしい、PaaS というのはそれらのソフトを動かプラットフォームを提供してくれる。HaaSというのはさらに進んで、
ハードウェアやインフラの提供。サーバー仮想化やデスクトップ仮想化や共有ディスクなど。ユーザーが自分でOSなどを含めてシステム導入・構築できる
のだそうだ。Amazon Web ServicesのAmazon EC2 などがこれにあたる。
どうもこれがクラウドの本筋らしいが、まだよくわからない。
クラウドにはパブリッククラウド とプライベートクラウドがある。プライベートというのは企業が自己完結で形成するネットのようで、一般人には無縁の存在。
ということは、現在のところ Amazon EC2 が唯一の開かれたクラウドということになる。したがって面倒なことをいわずに Amazon EC2 のお勉強だけすればよいということになる。

クラウドストレージの用途
それでアマゾンに行く前に
③ ③ クラウドストレージ 勉強。多分これが「思い出倉庫」のためのもっともだいじな資源のようだ。
用途は以下のごとし。
a SDカードの代替 自宅で作成したファイルをアップロードし、会社で作業を再開する。
b メンテナンスが行き届いていることが期待でき、バックアップ先としての信頼性が高い。
c 電子メール受配信時の容量制限を超えるファイルの受け渡しのために使う。
d 共有ディスク - グループで作業するため共有で使用する。
e ローカルの特定フォルダと同期を行うことが出来るものもある。
f アップローダー機能。ファイルを公開することを目的としており、誰でも見ることができる。
ということで、まさにビッグサーバーだ。

何を移植するのか
現在私が用いている媒体は
1.パソコン
lenovo のCore i5 で主として文書作成用。外付けハードディスク(2テラ)
一応ラップトップではあるが、ほぼ据え付け。音楽もこれで再生している。USBは5口ふさがっている。
2.パソコン 
持ち運び用で、Dynabook のCore i7 。ハイブリッドでバッテリーの持ちも良いので、プレゼンなど多用途使用している
3.ホームページ 「ラテンアメリカの政治」と題している
最近はほとんど更新せず、アクセスもほとんどない。
FFFTPでアップしているが、今ではかなり面倒だ。
4.ブログ
このページである。かなりのアクセスを頂いているが、古くなってくると不便この上ない。皆さん、グーグル検索してやってくるようだが、同種記事で併読してもらいたいものが読んでもらえない。
ブログの記事が自分のパソコンに管理できていない。これをなんとかしなくてはならない。ホームページとインテグレートして使おうと思っているのだが、これが意外に面倒だ。
5.これは著作権が絡むから公開はできないが、音楽ファイルが約500ギガある。もちろん画像ファイル(家族写真など)も相当ある。これまでは圧縮をかけてきたが、その必要はなくなるのかも知れない。

ということで、次にAmazon EC2 の話に移ろうと思う。
ただしほんとうにウィキの記載のごとくアマゾンしかネットサーバーはないのか。この辺も調べてみようと思う。