今朝のニュースで「パティシエ・ロワイヤル」というコンクールが行われたと報道されていた。菓子職人のコンテストらしい。
王立菓子職人てなんだろうと思ったが、「バトル・ロワイヤル」のモジリだと薄々わかってきた。
少なくとも日本のある世界では、“ロワイヤル”がコンテスト(勝ち抜き)という意味で、なんの不思議もなく用いられていることがわかった。

「通用するならいいか」と言われると、「ノー」だ。言葉としてあまりにもひどすぎる。

と、思ったら
そもそもまったく関係ない用法が立派に単語化しているのもあるようだ。

ロワイヤル(〈フランス〉royale)
卵とブイヨンを合わせて蒸し、卵豆腐のように固めたもの。トマトやグリンピースなどで色づけしたものもある。スープの浮き実に用いる。
ウィキペディアのロワイヤルの項目にも山程の用例が列挙されている。

とはいえ、これらの名は、いわば景気づけにロワイヤルと名付けられたに過ぎない。
コンテストやコンクールの意味にロワイヤルという言葉を与えるのはあまりに無謀だ。

はバトル・ロワイアルに関する言葉の乱れをあとづけている。
まず「バトルロイヤル」(battle royal)というのがあって、「プロレスリングで、多数のレスラーがリング上で戦う試合方法」なのだそうだ。
これを、おそらくカッコよく言うつもりで「バトル・ロワイアル」と言い換えた人がいて、「1999年に刊行され、後に劇場映画化もされた人気小説のタイトル」なんだそうだ。
これがいわゆる「デス・ゲーム」作品の先駆けとして、後年多くのフォロワーを生み出し…
若者言葉として定着したらしい。
そして最後に、ロワイヤルが「バトル・ロワイヤル」の意味を持たされた、ということなのだ。