久しぶりに小気味よいニュース
本日の赤旗国際面にワシントンの遠藤特派員がレポートしている。
見出しが正直のところ散漫で、それだけではよくわからないが、「躍進するサンダース派」ということで、11月中間選挙前の民主党予備選挙でサンダースを支持する進歩派の健闘ぶりを報道したものだ。
① 下院ニューヨーク選挙区
28歳の女性新人候補が、民主党全国幹部の大物候補に勝利した。
彼女の名はアレクサンドリア・オカシオコルテス、28歳のヒスパニック系女性である。
彼女はサンダース旋風のときの運動員で、弱者優先の「民主的社会主義」を標榜する。またトランプの「不寛容」政策に反対し、移民関税捜査局(ICE)の解体を訴えた。
okasio

② メリーランド州知事選
安保世代にはなつかしい全米有色人地位向上協会(NAACP)の元会長、ベン・ジュラス(Benjamin Jealous)さんが予備選に勝利した。彼も進歩派候補としてサンダースが押す候補の一人だった。

jealous_obama2.publication
彼の選挙スローガンは「公的医療保険制度の維持拡充」、「最低賃金を15ドルに引き上げ」、「大学学費の無料化」などであった。
ジェラスさんは母親が黒人だが、本人は黒くない。おそらくマライア・キャリーと同じクオーターなのだろう。こちらはオクスフォードとコロンビア大を出た秀才。
③ ジョージア州知事選
アトランタを擁する南部の大州だが、ここでも黒人女性のステイシー・エイブラム(Stacey Abrams)さんが予備選に勝利した。
最終学歴はエール大学の法学校、ウィキペディアによれば肩書きは lawyer, romance novelist, and businesswoman となっている。
stacy abrhams
米国の知事選で主要政党の候補者に指名された黒人女性は初めて。しかしそれ以上に重要なのは、当選すれば南北戦争後の再建期以来ディープサウスで生まれた、初のアフリカ系米国人知事となることだ。
彼女は「有権者に進歩的な政策を正面から訴えた」ことが勝利につながったと語る。逆に言うと正面から訴えても受け止めるだけの有権者の構えが作られているということだろう。
④ ニューヨーク州知事選
進歩派は大物を担いだ。人気テレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』に出演した俳優のシンシア・ニクソンさんだ。日本語のウィキペディアにまで記事があるのでかなり有名なのだろう。とはいっても、私はまったく知らない。
投票日は9月に入ってからなので、まだだいぶ先ではあるが、今後の躍進が期待される。
Cynthia Nixon
ということで、ちょっとこれらの情報は深追いする必要がありそうだ。