鈴木頌の発言 国際政治・歴史・思想・医療・音楽

中身が雑多なので、右側の「カテゴリー」から入ることをお勧めします。 http://www10.plala.or.jp/shosuzki/ 「ラテンアメリカの政治」がH.Pで、「評論」が倉庫です。「なんでも年表」に過去の全年表の一覧を載せました。

EU諸国の金融危機→債務危機


ネットにはかなり詳細なタイムテーブルがある。しかし記載事項の殆どは、政府がどう対応したかということである。

我々が最も知りたいのは、「何が起こったのか」である。同時に「なぜそれが起こったのか」ということだ。つまり、何でもリーマンのせいにするのではなくて、EU内部に元々存在したはずの脆弱性(€・バブル)を明らかにすることである。

第二に我々が知りたいのは、このEU金融危機が債務危機にどう結びついていったのかという具体的な動きである。いわば「政府が何を対処しなかったのか」ということになる。

そして第三に、金融危機に対する域内大国の身勝手な対処が、弱小国にしわ寄せされていく過程を明らかにすることである。いわば「政府がどんな“成すべきでなかった”対処をしたか」である。

これらについて明快に分析した文献はあまり見当たらない。ほとんどの文献は、2009年10月のギリシャの政権交代と、財政の不正処理の発覚からである。これでは原因の究明はできず、抜本的な対策には結びつかない。

ソブリン危機は金融危機のツケを国家が背負わされたということ、それが弱小国にしわ寄せされたという結果生じた二次的現象にすぎない。

金融界の利己主義と身勝手が暴走し自爆したことが事態の本質であるとすれば、それがいまどうなっているのか、彼らは反省しているのかいないのか、を知ることが一番肝心のところであろう。

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