黄河文明を調べていて、変な記事に当たった。

「4大古代文明」は嘘だというのです。

論拠があまりはっきりしないのだが、そもそも4大文明という呼称は20世紀初頭の中国の一革命家が言い出した言葉で、世界では通用しない日本独特の範疇だというのです。

誰がいつから言い始めたのかはどうでも良いのだが、日本においては一つの常識にはなっている。私も何の疑問も感じないで使っていました。

そういうことというのは世の中にはたくさんあります。

そこで、「革命的空文句」が教科書的定義になった根拠、そもそも本当にそうなのか…

調べてみると、たしかに意外とはっきりしないんですね。

それで、4大文明がはたして不適当で時代遅れなのか、ちょっと考えてみました。

「文明」というのが「文化」よりもう少し上で、都市化とか階級化を伴っているのはまぁ常識的に見て、間違っていないでしょう。

それで、考古学的に見て4~3千年前、歴史学的に見て紀元前2~1千年ころで輪切りにしてみると、文字の使用という点ではバッチリ4大文明です。鉄製品の普及・実用という点でもバッチリです。

青銅器の使用、小麦の栽培はもう少し広範に拡大しています。

まぁこの他にもいろいろな指標はあるのでしょうが、誰が言いだしたかの詮索はべつにして、「4大文明論」は結構説得力のあるものではないでしょうか。

少なくとも、それほど目くじら立てるほどのものではないと思います。NHKの肩を持つわけではありませんが、「今ではどこそこも加えて5大文明とか6大文明とか言うべきだ」くらいで済ませておけば済む話でしょう。