ベネズエラのカトリック教会は恐ろしく下品だ。
2016.12.6 の「Crux」紙の紙面に、バチカン特派員の記事としてこんな記事がある。
「大量虐殺を終わらせて!」ベネズエラの人々、バチカンで和平実現訴え
以下、要点を転載する。
ベネズエラでは毎12分から18分に一人が殺されている。何年も続く独裁政治と経済失政から、絶望的な人道危機が起きている。
レオポルド・ロペスを含む政治家、活動家、学生たち107人は、政府に対する平和的な抗議デモを指導したあと、2014年2月に収監された。国連人権高等弁務官事務所やアムネスティー・インターナショナル、ヒューマン・ライツ・ウオッチなど国際的な人権保護機関、団体が彼らの釈放を求めている。
「彼らは餓死寸前です。病院には資材がなにもない。がん患者は、政府が薬の輸入を港で止めているために、救われるはずの命を落としている。そうしている間に、12分か18分おきに、1人の命が失われているのです」と、レオポルド・ロペスの母親は窮状を説明した。
ベネズエラのカトリック司教団の「正義と平和委員会」は、12人の若者がマドゥロ大統領が作った人民解放軍によって殺害されたことを明らかにした。
12人は人民解放軍の手で拉致されていたが、11月28日に遺体となって発見された。

(バチカンは複雑なようだ。アルゼンチン出身の教皇フランシスコはチャベスたちと結びつきがあった。いっぽう、ベネズエラの最高位にあるカルドーゾ枢機卿は徹底した反チャベスで知られている。もちろんフランシスコは国内問題には口を出せない)

「12分から18分に一人が殺されている」とか、「マドゥロ大統領が作った人民解放軍」が大量虐殺しているなどという途方もない情報が、根拠もなしに世界中に発信されているのだ。
まずはこの事実を認識しなくてはならない。世界のメディアは2002年4月に世紀の大デマの中で実行されたクーデターについて、いまだ何の反省もしていないのだということを、心に留めなければならない。