前脳は間脳ではない!

ネットで嗅脳の記事をあさっているうちに、次第に腹が立ってきた。

まず「嗅脳は大脳辺縁系である」と決めつける。そして大脳辺縁系の役割をサラサラっと紹介して終わるのである。

大脳辺縁系の説明も偏見に満ちている。「古い、ださい」がひたすら連打される。その分類も、古いのと、超古いのと、それほど古くはないのという具合だ。つまり古いというのは時代遅れで滅びゆく脳だということだ。旅館でいえばトイレもないような旧館で、本館、別館、新館に役割を奪われ、「いずれ建て替えね」とささやかれている建物だ。

私ならこういう。視床と辺縁葉は、1階とロビー階だ。船でいうなら機関室だ。大脳は客室にすぎない。

だいたい間脳という言い方が悪い。いかにも中間管理職と小馬鹿にしている。そこは間脳ではなく前脳だ。脊椎動物が誕生したときから前脳は前脳だ。船長の居場所だ。そこは神経を経由する情報と体液を経由する情報の結節点だ。人間が生きていくための全情報と駆動力がそこに集中する。

大脳は流行りの言葉で言えば“A I”なのであって、衝突を予防したり、慣性飛行を司ったり、囲碁や将棋で無類の力を発揮はするが、それを命じるのは前脳なのだ。
総理大臣と内閣は、官僚機構が充実すれば不要になるだろうか(これはあくまでも脳科学の話であって、哲学や政治の話ではないが)

まぁとりあえずこのくらいでやめておこうか。

とにかく、いまだに「マクリーンの呪い」が世間を呪縛していることには、愕然とする。