まさに寿命という感じだ。
最後は、立ち上げただけで「メモリーが不足」でアウトになる。この間、メモリーを8ギガに増設し、「Free Memory」というアドオンも積んでみたが、結局立ち直ることはできなかった。
「Flush Player]との相性の悪さもあったし、なにか「Windows 10」に負けたという感じなのかもしれない。

実は私はいま、パソコンを3台も持っている。いろいろ経過があるのだが、買ったのは1台だけで後の2つは頂いたものだ。そのうちの1台は職場で貸与されて使っていたものを退職時にいただいたものだ。これはすでに2010年から使い込んでいる。いまも日常使用しているのがこの機械で、新品はそのまま眠っている状況だ。
これはネイティブのWindows10ではなく、7からバージョンアップしたもので、しかもそのときに32ビットから64ビットにあげている。何もそこまでしなくても良かったのだが、行きがかり上やってしまった。多分それがパソコンにいろいろ負荷を与えているのだろうと思う。

マイクロソフトに負けたという話だが、
むかしインターネットが始まった頃は灯台がマークされた「Netscape」というブラウザーが主流だった。ところが「Microsoft」が「Internet Explorer」(IE)というブラウザーを出して割り込んできた。最初は「Netscape」もだいぶ抵抗していたが、「Windows」がバージョン・アップするたびに追い詰められて最後は消えていった。きっと対抗アプリが使いにくくなるような細工を施すのだろう。
同じやり方で、松茸や一太郎も「Microsoft IME」の前に屈していった。

数年前から、あらたにブラウザーでは「Firefox」、日本語入力ソフト(昔はFEPと言っていた)では「グーグル日本語入力」が登場し、Microsoft 製品を圧倒するようになった。Windows 7からWindows 10 へのバージョン・アップはこのようなライバルを蹴落とす狙いを秘めているのではないだろうか。
しかしグーグルはこれまでの弱小・独立系企業とはわけが違う。「Microsoft」のバージョン・アップにもしっかりと対応し、さらにシェアを広げつつある。
ぎゃくにIEをやめて新しく開発したという「Microsoft Edge」は、IEをも下回る粗悪ブラウザーである。「Microsoft」の開発者にはユーザー・ファーストという発想が欠如しているようだ。

というわけで「Microsoft Edge」の使い勝手の悪さにも辟易だし、どうしようかと考えていたが、結局「グーグル・クロム」でしばらく様子を見ることにした。
変な話だが、「Firefox」から引っ越してみて、反応の速さにちょっと感激した。と言うより「Firefox」の遅いことに気付かされたという感じか。
クロムだが、操作法はやはり一種独特のものがある。メニューバーがないのは便利そうで一手間煩わしい。もっともこれは慣れの問題かも知れない。
あとは、以前からの問題だが、You Tubeのダウンロードが制限されることはかなり辛い。積み込み可能のアドオンがかなり弾かれてしまうのである。
You Tube の閲覧に関してはこれまで通り「Firefox」を使うことになりそうだ。
結論から言うと、「Firefox」はかつての「Netscape」の道をたどることになりそうな気がする。