最近のベネズエラの動き(BBCニュースとWkikiをもとに作成。ただしWikiは明確に野党側の立場)

2012年

10月 大統領選挙。チャベスが4選を果たす。投票率81%、チャベスの得票率は54%

2013年

3月 チャベスがガンで死亡。58歳。

4月 大統領選挙。チャベスの後継者マドゥーロ(Nicolas Maduro)が大統領に就任。選挙は僅差であり、野党は不正選挙と糾弾。

9月 大規模な停電。カラカスをふくめ全土の70%が影響を受ける。マドゥーロは「右翼のサボタージュによるもの」と非難。

11月 年間50%にのぼる物価上昇。国会はマドゥーロに1年間の非常大権を与える。マドゥーロは企業の利益率の制限を図る。

12月 地方選挙。与党勢力が10%の差で勝利。政府の経済政策への期待を表す。

2014年

2月~3月 ベネズエラ西部で治安の悪化(poor security)に抗議するデモ。これに呼応して、カラカスでも野党の支援する反政府デモが始まる。警察との衝突で28人が死亡。

11月 政府、石油価格補償を4年間の期限付きで削減すると発表。(これについては記事を参照のこと)

12月 ベネズエラ検事総長(chief prosecutor)、野党指導者マリア・コリーナ・マチャドがマドゥーロ大統領の暗殺計画に関わったと非難。

2015年

2月 政府、カラカス市長レデスマ(野党)が米国の支持するクーデター計画に関わったと非難。レデスマは否定。

12月 国会議員選挙。野党連合が議席の2/3を超える圧勝。最高裁が野党の3議員の当選を無効としたため、マドゥーロの提出する法案を拒否するための議席は割り込む。

2016年

2月 マドゥーロ、経済危機対策を発表。通貨の引き下げ、ガソリン価格の値上げ(20年ぶり)を柱とする。

5月 野党勢力、マドゥーロのリコールをもとめる署名180万筆を集めたと発表。以後、中央選挙委員会への「要請デモ」が繰り返される。

6月 スクレ州でガソリン値上げに抗議する暴動・略奪事件が発生。

9月 野党が数十万人をカラカスの抗議行動に動員。経済危機対策に失敗したとしてマドゥーロの退陣を求める。

10月 中央選挙委員会、署名180万筆は不正の疑いが強いため、国民投票の実施は当面見送ると発表。

10月 国会、「現状はマドゥーロによる事実上のクーデター状態である」と宣言。

10月 野党が提起したマドゥーロ退陣を求める全国行動。主催者発表で120万人が参加。同時に行われた全国ゼネストは低調に留まる。

11月 野党が呼びかけた大統領官邸へのデモは、2002年4月の再現が予想される中で、中止される。

12月 バチカンの調停による政府と野党との対話が決裂する。野党はマドゥーロが立憲体制と民主秩序を侵犯し、人権を侵害し、経済社会的基礎を台無しにしたとし、退陣を要求。

2017年

1月 野党指導者数人が政府転覆を呼びかけたとして逮捕される。与党・野党間の対話の窓口は消失する。

3月 ベネズエラ最高裁(TSJ)、国会議員の不逮捕特権を剥奪すると決定。野党側の言う「憲法危機」が始まる。

4月4日 野党のデモに対し、親政府派の「コレクティボ」が対抗し衝突。警察の他に国家警備隊(GN)が動員される。

4月8日 野党のデモ隊が裁判所を襲撃。野党デモが暴力的となる。

4月12日 ベネズエラのカトリック教会が、警察側の自重を呼びかける。(ベネズエラのカトリックは野党側の政治的拠点)

4月19日 野党勢力、全国動員でカラカス大集会を呼びかける。警察と警備隊は市街からのアクセスを遮断、市内各所で衝突が発生。少なくとも12人が死亡。集会そのものは成立せず。各種報道は数十万ないし6百万人が抗議に参加したと報道。

5月1日 マドゥーロ、制憲議会の設置を提案。全社会セクターの結集をもとめる。

5月 デモ隊と警察との衝突がますます暴力的になり、連日のように死者が発生。