「森友」問題の中間まとめ

ド迫力の小池質問があって、その後も議会での追及が続いている。一連の疑惑をどう呼ぶかで、いろいろな提案があったが、とりあえずは「森友問題」と いうことで落ち着いたようだ。森友というので最初は「森永の友」かとも思ったが、安倍妻の実家が関係しているわけではなさそうだ。

本日の赤旗3面に中間まとめ的な記事が載ったので、まずはお勉強。

「森友」問題 籠池氏ら招致は不可欠  疑惑次々 解明待ったなし

問題は3つの柱からなっている。

1.政治家の関与が強く疑われる 

2.売却手続きに不適正がある

3.首相夫妻の道義的責任は免れられない

ということで順番に説明。

1.政治家の関与が強く疑われる

鴻池文書で籠池側が政治家の関与を強く、かつ具体的に求めていたことが明らかになった。また政治家との交渉において金銭(札束 or 商品券)が介在していることは当事者が認めている。(普通これを賄賂という)

籠池側のシナリオに沿って事態が動いたことから、政治家の関与が間接的ながら強く疑われる。

安倍首相は「政治家の関与は一切ない」と断言したが、いまやその根拠が問われる。

財務省の佐川理財局長は、「政治家についての問い合わせがあったかといわれれば、そういう可能性もある」と答弁している。これは調査の上事実確認することがもとめられる。

2.売却手続きに不適正がある

A) 国有財産の処分は売却が基本だが、本件では賃貸契約となった。理由は森友側が賃借契約を希望したためとされる。しかしそれは例外が許された理由ではない。

B) 契約が完了し、工事が始まった。そして地下にゴミが見つかった。この時点で契約内容が変更になった。変更内容は賃借を取り消し、売却契約とするものだった。このときゴミ撤去費用が値引きされ、販売価格は当初価格の14%まで引き下げられた。

この問題B)については未解明な部分が多くふくまれている。納得の行く説明はなされていない。この因縁絡みの再契約について文書が残されていないというのも不可解である。

3.首相夫妻の道義的責任は免れられない

経過については詳らかにされていないが、まず昭恵夫人が籠池氏と深く関わっていた。第一安倍政権時代だったとすれば、すでに「私人」とはいえない。安倍氏が一旦退陣していた時期であったとすれば「私人」と扱われるのが妥当であろう(国会議員の妻ではあるが)

籠池氏は安倍首相本人に対して「安倍晋三記念小学校」の建設を持ち掛けた。安倍氏はこれを「断った」と国会答弁しているが、寄付金の申込用紙には「安倍晋三記念小学校」と記載されていた。本当に断ったのか、釈然としないままである。

昭恵夫人は「篭池氏の教育に対する熱き思いに感銘」を受け名誉校長に就任している。安倍首相は「強引な要請で断れなかった」と説明するが、昭恵夫人 の行動は能動的に籠池氏の事業に関わっているとしか考えられない。安倍首相自身も昭恵夫人から相談を受け承認しているはずである。

公人中の公人である安倍首相には「強引な要請で断れなかった」との説明は許されない。

4.それ以外の問題

他の野党やメディアの取材を通じて、以下の問題も浮上している。

A) 森友学園が、国の補助金対象の校舎と体育館の建築費で、大阪府と国側に異なる報告をしていた。

B) 愛知県内の中等教育学校と推薦入学枠の提供で合意がないのにあるとした

C) 雇用予定の教員名簿に別の学校で働く教員の名前を無断で掲載していた

これらについても合わせて追及していく。